山形県立山形北高校音楽科の生徒たちが、来月5日に定期演奏会を開きます。
【写真を見る】「他の人のために歌う大切さがわかった」山形北高音楽科が4年ぶりの定期演奏会へ
コロナ禍の落ち着きを受けて制限のない開催となるのは4年ぶり。
特別な思いで練習に励む生徒たちを取材しました。
県立山形北高校音楽科は、公立では北海道・東北で唯一の音楽専門の学科で、現在は51人がオーケストラと合唱に分かれて学んでいます。
オーケストラ・クラリネット担当・工藤優希那さん(3年)「みんなで曲を仕上げてく感じがして楽しい」
しかし、ここ3年は新型コロナの影響で定期演奏会を開くことができず、発表の場がありませんでした。
オーケストラ・クラリネット担当・工藤優希那さん(3年)「みなさんに演奏する機会がなくなってしまってすごく悲しかった」
今年は4年ぶりに、制限のない形で定期演奏会が開けるようになりました。
そして26日は、卒業生で、プロの音楽家も協力し、強化練習が行われました。
オーケストラが挑戦するのはハイドンの名曲104番「ロンドン」。
オーケストラ・クラリネット担当・工藤優希那さん(3年)「(本番は)楽しい演奏会にしたい」
そして、心をひとつにして歌う「合唱」。
去年とおととしは我慢を重ね、今年、ようやく観客の前で歌うことができます。
合唱グループリーダー・村山侑雪乃さん(3年)「他の人のために歌う大切さが本当にわかる2年間で、今年他の人に聞いてもらえるのが本当にうれしい」
3年生にとっては最後の発表の場。特別な気持ちで本番を心待ちにしています。
合唱グループリーダー・村山侑雪乃さん(3年)「1曲1曲に自分たちの言葉や思いをのせて伝えたい」
県立山形北高校音楽科の定期演奏会は来月5日開催。入場は無料です。