◇セ・リーグ ヤクルト―広島(2023年5月26日 マツダ)

ヤクルト・西浦
ヤクルト・西浦直亨内野手(32)が今季初打席で適時打を放った。0―6の4回1死一、二塁。代打で登場。黒原の直球を捉えた打球が名手の二塁・菊池のグラブをはじき中前へ転がる。反撃ののろしを上げる適時打。「追い込まれていたので、何とかしたいという気持ちで食らいついて打ちました」。真っ黒に日焼けした顔に笑みを浮かべ、ガッツポーズした。
塩見が下半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消され、代わって今季初昇格。イースタン・リーグで打率・310と結果を残していた32歳が今季初打席でいきなり適時打を放った。7連敗中で、この日も先発の高梨が3回7安打6失点で降板。大量リードを許す重苦しい空気を一振りで変えた。この回、サンタナにも左前2点適時打が飛び出し、3点差に迫った。