木村達成×佐藤寛太、ふたりの鼓動「勝手にアイコンタクトができている」<音楽劇『銀河鉄道の夜 2020』インタビュー>

木村達成×佐藤寛太、ふたりの鼓動「勝手にアイコンタクトができている」<音楽劇『銀河鉄道の夜 2020』インタビュー>

  • めるも
  • 更新日:2020/09/18
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俳優の木村達成さんと佐藤寛太さんが初共演する音楽劇『銀河鉄道の夜 2020』が、9月20日(日)よりKAAT神奈川芸術劇場にて始まります。

宮沢賢治さんの代表作『銀河鉄道の夜』を題材に、1995年に青山劇場で初演を迎えた舞台が、四半世紀の時を経て、KAAT神奈川芸術劇場10周年のキックオフとして、新たに蘇った『銀河鉄道の夜 2020』。

本公演にて、木村さんは孤独な少年・ジョバンニを、佐藤さんはジョバンニの幼なじみ・カムパネルラを、それぞれ演じます。

めるもでは稽古場で木村さん&佐藤さんを直撃、作品についての思い、お互いの印象など、たっぷりお話いただきました。

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――いよいよ公演も間近です。ご出演にあたって、どのような準備をされたんでしょうか?

木村達成:お恥ずかしい話、僕は、台本より分厚い本をあまり読んだことがないんです。なので、『銀河鉄道の夜 2020』に出演することがきっかけで、宮沢賢治さんの原作を読みました。実は、先に台本を読んでいたんですけど……、まったく理解できなくって(苦笑)。

佐藤寛太:わかります、わかります!

木村達成:理解するために、まずは宮沢賢治さんのほかの作品を読んで、“宮沢賢治”という人間を解説している本も読んで、『銀河鉄道の夜』を読んで、台本にまた戻ってきて……みたいな感じで、だいぶいろいろ読みました。宮沢さんを解説している本を読んだことで、台本を読んだだけでは理解できなかったところも理解できたといいますか。1個1個、日常生活に起きそうなことや、人間との会話を読み解けるようになってきました。すごく深い作品で、いろいろなテーマが散りばめられていますし、演じていて今、楽しくなってきている最中です。

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佐藤寛太:これまで、宮沢賢治さんの作品は、『やまなし』と、『注文の多い料理店』を小学校のときに読んだことはあったんですけど、『銀河鉄道の夜』は読んだことがなかったんです。ストーリーは何となく知っていましたけど、今回、決まってから初めて原作を読んで、達成くんと同じく、「うわ、全然意味がわかんねえ!」と思って(笑)。読むのに、めっちゃ時間がかかりましたし。

木村達成:うん。

佐藤寛太:それでも「ちょっとよくわからないな」と思って台本を開いたら、台本もわからないんですよ(笑)。2時間の演目なのに50ページぐらいしかなかったから、「これ、どうするんだろう?」という思いのまま稽古初日を迎えて。けど、いざ稽古が始まると、こんなに音楽で伝えていくんだ、という感じもしていて。芝居もですけど、それ以上に音楽の素敵さも感じながらやっているんです。

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――木村さんは「音楽劇」の部分については、どう感じていますか?

木村達成:さねよし(いさ子)さんの歌で、物語や役の解釈度がすごく深まる、そんな役割を音楽が果たしてくれていると思っています。「ジョバンニって今、こういう気持ちなんだよ」ということや作品についてを、いろいろな感覚から……耳でも、観ても楽しめるようになっているというか。感じ取り方で、また作品の彩られ方みたいなものが全然変わってくるような気がしています。さねよしさんの歌は、本当にずっと聴いていられますし、心にいきなり突き刺さってくるというか。

佐藤寛太:本当にすごいですよね!

木村達成:うん、すごい。自分が演じていて、ゼロから気持ちをわざわざ上げていかなくても、本当に助けてもらっているというか。変な表現になるけど……、レッドブルみたいな感じ(笑)。

佐藤寛太:わかる(笑)!

木村達成:音楽というより、エネルギーがすごいもらえるんですよ。気持ちが繊細なところから創り上げられていく、そういうひとつひとつになってくれているんです。

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――木村さんと佐藤さんは、今回、初共演になりますが、一緒にお稽古をされてみていかがですか? かなり距離感の近い役ですが。

佐藤寛太:達成くん、いかがですか!?

木村達成:(笑)。寛太くんは、本当にアグレッシブな考えを持っていて、人間としての興味が爆発的にある人です。おっしゃったように、カムパネルラはジョバンニとすごく親しい関係だから、自分からしたら、木村達成が興味を持てる人間=佐藤寛太という人がカムパネルラでよかったな、と思っています。やっぱり仲良くなり甲斐があるんですよね。じっとしてない感じとかもわかるし。

佐藤寛太:(笑)。

木村達成:僕も、以前は椅子にずっと座ってることがすごい苦手な人だったんで、すごい気持ちが理解できる。そんな寛太くんがカムパネルラでよかったな、と思いますね。

佐藤寛太:達成くんって、今26歳ですよね?

木村達成:そう、そう。

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佐藤寛太:達成くんと同じ年代の人とご一緒することもありますけど、やっぱりすごい大人びて見えます。“ぶってない”感じが、すごいするというか。達成くんはありのままという感じで、潔くてまっすぐだから、普通に「かっこいいな」と思うんです。よくも悪くも僕たちって見栄を張る仕事だと思うけど、自分が楽しいと思うことをやっていってるだけで、誰かに見せつけたり、そういうことはしないというスタンスが、本当にかっこいいと思います。あと……役者の人に「器用」という言葉を使いたくはないと思いつつも……、それでも、やっぱり器用だなと思います。舞台を動き回る姿、白井さんの演出をかみ砕く速さがあるから。

稽古していて思ったのが、こっちが見たいときに絶対目が合っているんですよ。役的に、ジョバンニがカムパネルラを見る回数が多いからというのもあるけど、こっちが目を合わせたいときに合うし、「ここでは、目を合わせないほうがいいな」と思ったときはそうだったりして。アイコンタクトなしに勝手にアイコンタクトができている、みたいな感じがしています。それって、たぶん人と会ったときに、人よりも人のことをよく見ているからだろうなって思うから。僕の勝手なイメージですけど。

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木村達成:末っ子なのよ、俺。末っ子ってさ、みんなの顔色をうかがうのよ。

佐藤寛太:そうなんだ。俺、長男だからわかんないっす。

木村達成:だからか、すごい心配性なんですよ。すぐ安心したいし。だから、いろいろなこと考えながら生きてきたから、そういう点はジョバンニにちょっと似ているんだよね。

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――本インタビューは、「めるも」という趣味女子メディアで掲載されます。今、おふたりが一番ハマっている趣味についても教えてください。

佐藤寛太:キャンプっす!(即答)

木村達成:いいね~。

佐藤寛太:今、休みがあったら一番したいことです。きっかけは、『ゆるキャン△』という漫画を読んで、「キャンプっていいな~」と思ったことと、アウトドア系の映画もだんだん好きになってきて、「ちょっと旅したいな」と思う気持ちもあって。この間、初めて1回やったんですけど、ずーっとこれから先続けるだろうな、という趣味ですね。

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木村達成:俺もこの間、一人でテント立てたよ。

佐藤寛太:めっちゃ難しくないですか!?

木村達成:超時間かかったけど……。

佐藤寛太:(笑)。

木村達成:僕は、最近というか、「またやりたいな」と思っているのがサーフィンですね。この間、撮影でサーフィンをやらせていただいたとき、一発で乗れて。

佐藤寛太:すご!

木村達成:もともとスケボーをやっているのもあると思うけど。高波にトライしたいな、という思いがあって、日焼けに気をつけつつ、サーフィンしたいですね。

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――ありがとうございました。最後に、公演を楽しみにしているみなさんに一言ずつメッセージをお願いします。

佐藤寛太:今の時代、コロナということもあったりして、みんな、いろいろ価値観が変わってきていると思います。そんな中で、この作品は死生観というものをすごく考えさせてくれます。普段そういうものに触れる機会はなかなかないと思いますし、この作品を観る前と観た後だと、「死」、逆に「生」というものに対して、自分の日常に対しての見方が変わると思います。ぜひ劇場に観にきてほしいです。

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木村達成:では一言、木村ジョバンニの宇宙を、ぜひ劇場に体感しにきてください!

佐藤寛太:完璧ですね!(取材・文:赤山恭子、写真:齊藤幸子)

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音楽劇『銀河鉄道の夜 2020』は2020年9月20日(日)より、KAAT神奈川芸術劇場にて開幕。

出演:木村達成、佐藤寛太、宮崎秋人、岡田義徳 ほか
歌:さねよしいさ子
原作:宮沢賢治
演出:白井晃
公式サイト:kaat.jp/d/gingatetsudo2020

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