元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴さんが様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube動画の「田中大貴のアスリートチャンネル」。
前回に引き続き、同チャンネルのご意見番こと金村義明さんそして昨年北海道日本ハムファイターズから戦力外通告を受け現役を引退した黒羽根利規さん、白村明弘さんがゲストに登場。
引退直後の2人に対し、大先輩・金村さんが自身の経験をもとに伝えたいこととは一体・・・?

とにかく体を休まずに動かす
昨年末に戦力外通告を受けたばかりの黒羽根さんと白村さん。
今後について不安が多いなか、自身も一家の大黒柱として家庭を支える黒羽根さんは、金村さんに対し「この不安はどういう風になった段階でなくなるのか」を質問。
これを受けて金村さんは自身の経験を踏まえてこう返している。
「僕は引退直後、会う人会う人に今後どうするのかを聞かれ、とにかく人に会うのが嫌だと思って引きこもっていました。何でも相談に乗れよって言っていた球団社長も、納会に行くと『なんか決まったかね?今は厳しい時代だからねえ。』とか言いますし。
そのうち、変なプライドを捨てて、まずは人と会って、何をするか決めようと思い始めました。そこで、3年後に野球解説者になろうと決めて、今までの人脈を辿ったりしましたね。あとは、五体不満足という本をもらって読みました。乙武くんはこんな体なのにこんなにガッツ持ってやってるのか。俺は十分五体満足なのに、やれんことはないと思いました。
その後は名刺を作って、色々なところへ行きました。キャンプ12球団全部自力で回ったりもしましたね。変なこと、不安なことを考えずに、とにかく体を休まずに動かしていました。
なので、体が動くうちはとにかく体を動かした方がいいし、恥ずかしさやプライドを捨てて、人と会って頭を下げる。可能性はいっぱいありますね。」
この大先輩のエピソードを聞いた黒羽根さんは
「これまで動かずに頭ばかりどうしようってなった時がありましたし、戦力外になった時点でプライドは捨てたんで、とにかく動いて人と会いたいと思います。」
と、次のステージへ向け、決意を表明した。
一方で白村さんは、戦力外通告を受けたその日に引退を表明。
田中さんにも白村さんから「民間で営業職をやりたいのでどこか紹介してください」との連絡もあったと言う。
現在の状況について白村さんは
「今は嬉しいことに話もいただいていて、もう少し話をしながら自分の中でベストな選択ができたらなと思います。2月には働き始めたいと思っています。」
と、第2の人生へ向け着々と進んでいることを明かした。
プロ野球選手としては幕を閉じたものの、まだまだこの先の人生は長い。
黒羽根さん、白村さん2人の次のステージでの活躍を楽しみにしたい。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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