「オリックス会」なる言葉が18日、SNS上で意外なほど注目を集めた。発端は日本代表・吉田正尚外野手(29=レッドソックス)からだった。

<侍ジャパン練習>宮城(左)とウォーミングアップし笑顔を見せる山本(撮影・会津 智海)
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場中の日本代表は、16日のイタリア戦後、深夜に日本を発ち、米国・マイアミに到着。日本時間18日までに、吉田が現地でオリックス勢が集合し、食事会を開催したことを自身のインスタグラムで報告した。参加したメンバーは、元オリックスの吉田の他、山本由伸、宮城大弥、山崎颯一郎、宇田川優希の5選手とオリックススタッフの6人で食事をしたもので、「オリックス野球クラブ」などと伝えていた。
時をほぼ同じくして、今度は宮城も自身のインスタグラムを更新し「オリックス会」と命名して食事会を報告。この内容がSNSで広まり、「オリックス会」がツイッターのトレンドワード入りするほど盛り上がった。
発言が多かったのは、やはりオリックスファン。「オリックス会良すぎて震えた(涙)」「代表メンバーに移籍してきたばっかの糸井しかいないとかあったのにこんな日が来るとは…」「すごいな、オリックス会できるほどオリが居たのか。ヒロトくんはどうしてるかしら、、」「WBC代表メンバーでオリックス会なんて感慨深いな 移籍したての糸井が一人で飯食ったらオリックス会になる時期もあったのに...」「おいおい!マイアミでオリックス会開催されてるの神やろほんまに本当に大好き」など感動するファンが続出。なかには、「侍ジャパンオリックス会いいな 次回は侍ジャパンロッテ会開催で」「オリックス会いいな~日ハム(OB)会もぜひしてください」など他球団のファンも“祝福”する投稿もあった。
オリックスは21、22年とパ・リーグ連覇するまで、24年間も優勝から遠ざかった時期がある。2013年のWBCメンバーには、直前に移籍してきた糸井嘉男のみ。2017年も平野佳寿のみ、と“辛酸をなめてきた”時期もあったが、今回の侍では最大派閥。オリ党にすれば感動的な会だったようだ。