【人気コミックス「最遊記」の貴重な原画200点をその目で】連載25周年を記念した原画展が開催中！ホテルやパブとのコラボ企画も

シリーズ累計2500万部を突破した超人気コミックス「最遊記」。連載25周年を記念した原画展「最遊記25th EXHIBITION」が有楽町マルイ(東京都中央区)8階のイベントスペース SPACE7・8にて2023年6月4日(日)まで開催されている。

【画像】峰倉先生による「最遊記RELOAD BLAST」×「HUB(82)」コラボ描き下ろしビジュアル

入口付近には、巨大タペストリーやキャラクターのスタンディパネルが設置されているので記念に撮影を / (C)峰倉かずや／一迅社

今回の原画展最大の魅力は、展示物を原作者・峰倉かずや先生自らがセレクトしたということ。「ファンの方に見てほしい」と、峰倉先生が選んだ200点以上の生原稿・カラー原画が所狭しと並ぶ、ファンにはたまらない空間になっている。会場入口で購入できる公式パンプレットには、展示されている原稿約150点とそれぞれの原稿への峰倉先生のコメントが収録されている。パンフレットと展示原稿を見比べながら会場を回れば峰倉先生の思いや制作時のエピソードも垣間見え、一層深く作品の魅力を体感できるはずだ。

まずは入場前に公式パンフレット3300円をゲットしよう / (C)峰倉かずや／一迅社

入り口横のタペストリーには峰倉先生の直筆サインも / (C)峰倉かずや／一迅社

展示は、「最遊記」、「最遊記RELOAD」、「最遊記RELOAD BLAST」、「最遊記外伝」、「最遊記異聞」と歴史をたどるように各シリーズの生原稿・カラー原稿が展開されている。アナログの生原稿は、間近で見るとキャラクターの髪の毛一本一本まで細かく描かれた繊細さに驚かされ、少し引いて全体を眺めると繊細な仕事の積み重ねから成る迫力に圧倒される。展示点数が多いうえにどの作品も見ごたえ抜群なので、何度か足を運んで「おかわり」したくなる。

アナログの生原画と、デジタルで処理されたカラー原画を見比べられるのもおもしろい / (C)峰倉かずや／一迅社

普段目にする単行本より大きなサイズで描かれる漫画原稿。細部までしっかりと見ることができる / (C)峰倉かずや／一迅社

線の細さや細かな表現に思わず見入ってしまう / (C)峰倉かずや／一迅社

漫画原稿・カラー原画ゾーンを抜けると、総幅約10ｍにわたり壁面に「最遊記」シリーズのラフ原画が展示された圧巻の光景が。もはやラフの域を超えた、原稿原画と差異を感じられないほどしっかりと描きこまれたラフ画の数々に、食い入るように見つめたり、写真に収めたりする人が多いのも頷ける。

シリーズのさまざまなキャラクターのラフ原画が展示されている。ラフといえど、迫力満点！ / (C)峰倉かずや／一迅社

ほか、峰倉先生が実際に使っていた画材などの仕事道具や、アルコールマーカー「コピック」とのコラボ商品「最遊記×コピックセット峰倉かずやセレクション」も展示。三蔵一行と写真が撮れるスタンディパネルや、作品や峰倉先生へのメッセージを書き込めるボードもぜひチェックを。

名作を生み出し続けてきた峰倉先生の仕事道具 / (C)峰倉かずや／一迅社

本展示会のために描き下ろしされたビジュアルのグッズも販売。なかでも、東京会場から販売開始となった「最遊記キャラクターズ万年日めくりカレンダー」は、1ページに1キャラクターが描かれ、全31ページ分を峰倉先生が今回のために描き下ろしたというマストバイなアイテム。普段あまりグッズ化にピックアップされていないキャラクターも登場するため、うれしいファンも多いはずだ。「トレーディングミニ色紙」や「BIGアクリルスタンド」など描き下ろしイラストのグッズも豊富にラインナップ。一部会場限定販売のグッズ以外はサイトでも購入可能となっている。

最遊記キャラクターズ万年日めくりカレンダー2530円 / (C)峰倉かずや／一迅社

会場限定販売の最遊記外伝お土産クッキー1620円 / (C)峰倉かずや／一迅社

東京会場での会期は2023年6月4日(日)までで、ローソンチケットから前売り券の購入が可能。会場にて当日券も販売している。「一点一点じっくりかみしめたい」という方は、平日の来場がおすすめだ。

「最遊記」づくしの客室で悠々自適なホテルステイ！

原画展「最遊記25th EXHIBITION」だけでなく、ホテルや飲食店でも「最遊記」コラボが盛り上がっている。「変なホテル東京銀座」(東京都中央区築地2-2-1)では、コラボホテル｢HOTEL SAIYUKI」が展開中だ。峰倉先生によってホテルスタッフに扮した三蔵一行のSDイラストビジュアルも描き下ろしされた。

峰倉先生による｢HOTEL SAIYUKI」描き下ろしイラスト。三蔵一行がホテルマンに扮している / (C)峰倉かずや／一迅社

コラボルームでは、三蔵一行のうち希望キャラクター1人の等身大スタンディパネルがお出迎え。等身大スタンディパネルは持ち帰り不可だが、それ以外の装飾グッズであるミニスタンディパネル(4種)、オリジナルベッドスロー、各キャラクターからのメッセージ入りウェルカムカード(4種)は持ち帰りＯＫ！さらに宿泊者特典のレターセット、缶バッジ(各4種)も持ち帰ることができるという戦利品の充実度が話題となり、販売開始後すぐに全日満室となった。

「HOTEL SAIYUKI」コラボルーム。等身大スタンディ以外の装飾アイテムはすべて持ち帰りOK / (C)峰倉かずや／一迅社

三蔵一行＆月闇と乾杯気分を味わえるコラボ“パブ”

英国風パブ「HUB(82)」の東京・大阪の5店舗が、2023年5月28日(日)まで「最遊記RELOAD BLAST」とコラボレーション(※HUB町田店・82東銀座店では2023年6月4日(日)まで期間延長）。各キャラクターのイメージカクテルとモクテル、最遊記の世界観を取り入れたお酒に合うフードメニューを味わえる。コラボドリンクとフードを注文すると、1品につき1枚、峰倉先生描きおろし＆デザインのコースターがランダムでプレゼントされる。

【画像】峰倉先生による「最遊記RELOAD BLAST」×「HUB(82)」コラボ描き下ろしビジュアル / (C)峰倉かずや／一迅社

こちらのコラボでは、英国パブらしく、おしゃれなファッションに身を包んだ三蔵一行＆月闇(光明三蔵・烏哭)が、ドリンクを片手に乾杯するビジュアルが描き下ろしされた。コラボ実施店の店内装飾は、峰倉先生をはじめ、「最遊記」のアニメや歌劇伝のキャストたちのサイン入りKVポスターが飾られた「最遊記」仕様に。さらに秋葉原店には三蔵一行、町田店には月闇の等身大スタンディパネルなども設置され、作品の世界観にどっぷり浸りながらコラボメニューを楽しめるのだ。また、描き下ろしイラストを用いたオリジナルグッズは、店頭販売のほか、後日通販(受注生産販売)も予定されている。