サクランボの実割れ相次ぐ 青森・三戸地方 6月上旬の低温、雨が影響

サクランボの実割れ相次ぐ 青森・三戸地方 6月上旬の低温、雨が影響

  • Web東奥|東奥日報社
  • 更新日:2022/06/23
No image

低温と長雨で実が割れたサクランボ。場所によっては5割が被害を受けているという=南部町のサクランボ園

青森県南部町など三戸地方で、6月上旬の低温、雨によりサクランボの実が割れる「裂果」被害が目立っている。園地で差はあるが、実の2~3割、多い園地では5割以上に被害が及ぶ。割れたものの一部は値を下げ販売するが、変色、カビが発生すれば「捨てるしかない」と農園経営者。観光農園では事情を説明した上で入場してもらっているが、贈答用は十分な量を確保できない恐れがある。

複数の農園関係者によると、気温が15度を下回った状態で雨、霧が当たると肥大過程の実が割れるという。青森地方気象台のデータによると、観測地点のある三戸町では6月4、5日、7~10日、12~14日の最低気温が1桁台で、19日まで全て15度を下回った。また3、6、7日に10ミリを超える降水量を記録、濃霧が出た日もあった。

町名川観光さくらんぼ園振興会(若本進会長)では1日に各園地を調査し、育ちが良いとの見立てをしたがその後、裂果が発生。18日から始まったサクランボ狩りで開園したのは4園にとどまったという。

若本会長は自身の園地について「40キロ収穫しても、歩留まりは18キロしかない」と厳しい表情。観光客には事情を説明して入園してもらっており「状況をご理解いただいた上で、応援していただけるとありがたい」と話す。

町フルーツ狩り実行委員会の川守田義雄会長は「団体の観光客は断らなければならないかもしれない」。今後、気温が高い日が続くとの予報もあり「サクランボ狩り期間(7月18日まで)が早まるかもしれない」とも。20日には同振興会役員が協議、状況を見ながら対応する方針を申し合わせたという。

農園関係者によると、贈答用に使う大きな実ほど影響が出ており「ジュノハート」も例外ではない。ただ今年は着果量が大幅に増えている。町にも裂果の情報は入っているが当面、状況を見極めるとしている。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加