
日本サッカー協会は18日、日本代表に選ばれていたDF冨安健洋(24)=アーセナル=が負傷のため不参加となり、代わりに町田浩樹(25)=サンジロワーズ=を追加招集すると発表した。町田はA代表初選出となる。冨安は16日の欧州リーグ決勝トーナメント1回戦・スポルティング戦に先発。序盤で右膝付近を痛め、途中交代していた。センターバック(CB)の大黒柱、DF吉田麻也(シャルケ)が今回は世代交代で選外。DFリーダーとして期待されていただけに、無念だ。町田は昨年1月に鹿島からベルギーに移籍した長身190センチの左利きCB。昨夏からグロインペイン(恥骨の痛み)を抱えて長期離脱したが、今年1月に復帰し、3バックの左で存在感を示している。これで3月の活動は初招集が計5人、昨年のカタールW杯後の新戦力は11人に上った。
◆町田 浩樹(まちだ・こうき)1997年8月25日、茨城・つくば市出身。25歳。小学4年で鹿島の育成組織入り。ジュニアユース、ユースを経て、2016年にトップチーム昇格。19年から出場機会が増え、21年はリーグ34試合5得点。J1通算87試合8得点。年代別代表にコンスタントに招集され、21年夏の東京五輪は1試合に出場。利き足は左。190センチ、83キロ。