
昨年行われた締結式
一方、災害発生に備え、多摩消防署は地元企業らと防災に関する協定締結を進めている。
昨年11月には自動車販売会社のトヨタモビリティ東京・多摩永山店と締結式を開いた。大規模災害が発生した場合、同店が応急的な消防車両の点検などを行い、同署が保有している防災資器材を提供するなどの内容が盛り込まれた。
また、先月には多摩センターエリアなどに店舗を構える株式会社イトーヨーカ堂と協定を締結。長時間の消防活動を必要とする場合、同社が物資供給・運搬などに協力することなどが定められた。
同署の宮本和敏署長は「おかげで消防署の災害対応力を維持することができる。多摩市民の安全安心に寄与するもの」と感謝し、締結式に出席したトヨタモビリティの担当者は「消防署とは平時から連携を図り、市民が住みやすい地域をつくっていければ」としている。
タウンニュース多摩版