歯の特徴から新種と判断 世界最古、ドクトカゲの化石が見つかる 兵庫・丹波

歯の特徴から新種と判断 世界最古、ドクトカゲの化石が見つかる 兵庫・丹波

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  • 更新日:2021/11/25

兵庫県立人と自然の博物館(三田市)は25日、丹波市山南町上滝にある前期白亜紀(約1億1千万年前)の地層「篠山層群」から新種のトカゲの化石が見つかり、「モロハサウルス・カミタキエンシス」と名付けたと発表した。現在も北中米で生息するドクトカゲ類の仲間で、同種の化石としては世界最古、国内では初めての発見だという。

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新種のトカゲ「モロハサウルス・カミタキエンシス」の復元図(人と自然の博物館提供)

篠山層群で新種のトカゲの化石が見つかるのは、2007年の「パキゲニス・アダチイ」に続き2例目。今回見つかったのは左下顎の一部で、長さ約2センチ。約3ミリの歯が2本残っていた。骨や歯の形状からドクトカゲ類の仲間と特定。歯の両側がもろ刃の剣のようにとがっている特徴などから新種と判断した。体長30~40センチと考えられるという。

ドクトカゲ類の化石は世界で十数例しか発見されておらず、これまでは北米の約1億年前のものが最古とされていた。日本でより古い化石が見つかったことで、ドクトカゲ類がアジアで発生し、北米に分布域を広げた可能性も考えられるという。

発掘現場は06年に丹波竜の化石が見つかった場所から数メートルの地層。命名した同博物館の池田忠広主任研究員は「トカゲ類の移動分散や進化史を考える上で重要なデータ」としている。

化石は12月1日から来年3月27日まで同博物館で展示される。(古根川淳也)

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