準決勝・メキシコ戦に登板予定の佐々木朗と山本は19日(日本時間20日未明)、舞台となるローンデポ・パークで2日連続となるブルペン投球で最終調整した。グラウンドにあるマウンドの形状や硬さなども入念に確認し、決戦へ臨む準備を整えた。

マウンドを確かめる佐々木朗(撮影・会津 智海)
18日にはマイアミ市内での全体練習で、2人そろってブルペンで投球練習した。メキシコ戦に先発する佐々木朗は中村を相手に32球。「最後は自分のやれることを精いっぱいやっていきたい」と自身大会最後となるマウンドを見据えた。準決勝からは球数制限が95球に広がる。メキシコ―プエルトリコの準々決勝は現地観戦。「球場の雰囲気が日本と違うので、感じられて良かった」と備えた。
バトンを受ける予定の山本は23球投げ「滑ることなく、感覚よく投げられた。とにかく優勝できるように全力で戦いたい」と決意を示した。栗山監督は「もうあと2試合なので。いける人は全員いきます」と総動員での必勝を誓った。投手陣は大谷、ダルビッシュ、今永を除く全員がスタンバイ予定。日本が誇る2人の右腕を軸に、2大会連続で敗退している鬼門の準決勝の壁を乗り越える。