強烈な寒波により今季一番の冷え込みになった影響で水道管の凍結被害が出ています。新潟市でも修理業者は対応に追われています。
【写真を見る】「水が…お湯が出てこない…」最強寒波で依頼殺到 午前中だけで100件超 水道管破裂する前に修理を 新潟
「たぶん、配水管が凍っているかもしれないですね」
新潟市中央区の設備工事会社では25日朝から水道トラブルの問い合わせに追われていました。その多くが「水道管の凍結」。修理の依頼は午前中だけで100件以上だということです。
こちらの福祉施設では24日からの強烈な寒気によって水道管が凍結し、2階の事務所の蛇口から水が出なくなってしまいました。
【スタッフ】「水回り止めるところありますかね」
【施設職員は】「全然分からないんですけれども、下かなと思って。その外出たところの」
修理の前に、水漏れを防ぐため元栓のバルブを閉めるために外を探しますが…
24日から降った雪が地面を覆い見つかりません。
【スタッフ】「あっ!あ、これはメーターだな」
なんとか元栓を見つけることが出来ましたが2階の蛇口は施設の業務に影響があるわけではないため修理は一旦様子を見ることとなりました。
水道管凍結の修理の依頼は休む間もなく舞い込んできます。こちらは蛇口からお湯が出なくなってしまった住宅です。
【住人は】「初めてでしたね。今まで凍ってお湯が出ないってことはあんまり記憶にないんですけど」
住宅の裏手に回り給湯機のふたを開けると…
水を送る配管をドライヤーで少しずつ温めます。普段であればそこまで時間はかからないはずですが…お湯はなかなか出てきません。
【スタッフは】「お湯の管の一番奥のところが凍っているみたいで」
どうやら給湯機から家の奥に続く配管が凍っているようです。
水道管はマイナス4度以下になると凍結するといわれています。加えて、今回は寒波による強い風が一層拍車を掛けているということです。
【千代田設備 五十嵐稔男 取締役】「これから気温が上がってきて氷が融け出すと破裂するという状況が起きます。今の凍っている状態を解消した方がいい」
水道管破裂の前に修理業者に相談してほしいということです。