◇九州アマゴルフ最終日(2023年5月26日 北九州市小倉南区・小倉カンツリー倶楽部=6845ヤード、パー70)

最終日に単独首位で出てイーブン、70で通算8アンダーの逃げ切り優勝を決めた有薗
3日目に単独トップに立った鹿児島・開陽高通信制3年の有薗純(17)が通算8アンダー、272で初優勝を決めた。最終日は2バーディー、2ボギーのイーブン70とスコアを伸ばせなかったが、後続に3打差で逃げ切った。
有薗は「2位と3打差あったので気持ちの余裕はあった」とスタートホール1番パー4のボギーも動揺せず、3、6番のバーディーで盛り返し前半アウトは1アンダー、35でターン。ややトリッキーな後半インは5ホールで第1打に3Iを使うなど冷静なコースマネージメントも発揮し隙を見せなかった。
「3歳の頃からおもちゃのクラブでプラスチックのボールを打っていた」と早くからゴルフに親しみ4歳でジュニア用クラブを握った。霧島市・日当山中3だった20年、九州中学生ゴルフ春季大会に優勝、九州アマも初出場で4位に食い込み、それから連続出場4年目で初優勝を握った。
福岡・沖学園高出身の田崎春樹(20=東北福祉大2年)は15番から3連続バーディーで追い上げたが5アンダーに止まり、3年連続して2位に終わった。同じく沖学園高出で日大1年の林田直也(18)はスコアを伸ばせず4アンダーの3位だった。上位12人が日本アマ(6月27~30日、北海道・ツキサップGC)出場権を得た。
(第53回九州アマゴルフ選手権最終成績)
―8(1)有薗 純 272
―5(2)田崎春樹 275
―4(3)林田直也 276
+2(4)下園航太 282
+6(5)吉田京介
(5)平井皇太
(5)外岩戸晟士 286
+10(8)藤井太己 290
+11(9)平田兼慎
(9)成松 翔
(9)山田玄彩 291
+12(12)古川創大 292
=以上が日本アマ出場権獲得=