絶対的エース“退団”でも都制覇...三菱養和、17歳G大阪FW中村敬斗は「一番の見本」

絶対的エース“退団”でも都制覇...三菱養和、17歳G大阪FW中村敬斗は「一番の見本」

  • ゲキサカ
  • 更新日:2018/02/15
No image

[2.11 東京都クラブユース選手権決勝 三菱養和SCユース 2-0 東京Vユース 味フィ西]

三菱養和SCユースは今季、本来ならば3年生としてチームを引っ張るはずだったFW中村敬斗(17)がガンバ大阪に入団したため、最大の得点源を欠く形でシーズンを開始した。それでも、最初の公式大会となった東京都クラブユース選手権で、9年ぶりの優勝を達成。増子亘彦は決勝の試合後、あらためて中村の存在の大きさを強調しつつ、不在を乗り越えるチーム作りの現状を口にした。

U-17日本代表として出場したU-17W杯で4得点を記録し、その名を一躍世界に知らしめた中村は、“日の丸”活動で所属チームを空けることも多かったが、昨季のプリンスリーグ関東では13得点を記録。三菱養和の3位入賞、プレミアリーグ参入戦の出場権獲得に大きく貢献し、1学年早める形でG大阪加入を勝ち取った。

「彼はたしかに才能があったかもしれないが、何より努力をしていた。小さいころから食事、勉強に取り組んできた。プロになるためには節制、犠牲にしなきゃいけないことがいっぱいある。アイツの良いところはサッカーが大好きで、誰よりもサッカーが一番だったこと」(増子監督)。その成長を間近で見てきた指揮官は、教え子が果たした異例のステップアップに目を細める。

中村がプリンスリーグで挙げた13得点はチーム全体の約4割。そのため戦力面では大きな打撃となっているが、続けて出てきた言葉からは“不在”の効用も見て取れた。「私たちにとって、一番の見本になっています」(増子監督)。努力をすればうまくなれること、サッカーと向き合うことで結果につながること――。共に戦ってきた選手たちが成長するための指針になっているというのだ。

「3年生になったからといって、えらくなったわけじゃないんだぞ。責任感が強くなっただけだから。選手たちには、そうやって言い聞かせています」。現在はシーズンの本格化に向けて、チーム作りを進めている段階。それぞれの選手たちに個別のアプローチもしているというが、一足先に階段を上った“同級生”の存在が一役買っているようだ。

そんな前エースの将来に「G大阪は監督が若手を進んで使ってくれるので良いんじゃないですか。やると思いますよ」と期待を寄せた指揮官。今季の目標は昨年12月に果たせなかったプレミアリーグ参入だ。「悔しい思いをした選手たちが半分は残っていますから」(増子監督)。未練を残しながら巣立った仲間の思いも背負って、新生三菱養和が上々の滑り出しを見せている。

(取材・文 竹内達也)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

海外サッカーカテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
まだまだ続く! 仮想通貨 ICOバブルの行方『NOAH COIN のICO』
カーリング女子「そだねー」が流行語大賞に?女性ネットユーザー「イライラする」声も
「おれたちのチームにマリオがいる」 平昌五輪の米カーリングチームに「マリオ」そっくりな選手がいると話題に
やってみたい! カーリング、ここに行けば誰でも始められます
銀でも土下座のキム・ボルム 「申し訳ないという言葉しか」とコメント...韓国メディア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加