マンゴー使用の缶入り小麦ビールがアンカーから

マンゴー使用の缶入り小麦ビールがアンカーから

  • @DIME
  • 更新日:2017/10/13

■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~

ビールが好き、もっと知りたい&楽しみたい。でも、マニア向けのものは結構、とは言っても当たり前の話は知ってる。そんな、粋でイケてるビールファンに贈る、なんでもありの読み物です。語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話をお楽しみください。

僕はベルギービールがメインフィールドなので、その奥深い魅力を伝えたく、この連載でも紹介する割合が多いのだが、「その他外国系」では、アメリカのアンカーをもっとも多く出している。そもそもベルギービールにハマる20年前より先に、これは美味しいなあと思っていた銘柄。それが、たまたまというか、「ベルギービールJapan」で扱われているのも、流通的事情以外に、ベルギービール好きがセレクトしそうな味わいだからだろう。新しい銘柄が出ると気になって飲み、このような記事を順次UPしてきた。

“ザッツ・アメリカン!”なアンカービール3種飲み比べ(2016.05.06)

ビールもやっぱりアメリカ・ファースト!?アンカーの新作3種飲み比べ(2017.01.31)

アメリカの人気クラフトビール「アンカー」の限定IPAを飲みくらべ(2017.06.21)

そしてこの夏入って来たのがこれ。

アンカー マンゴー ウィート

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なんと、缶! アンカーといえばの、あの独特のフォルムのボトルしかイメージになかったので、見た時はアンカーのものなんてまったく思えず、驚き。しかも明るくさわやかな、女性的とも言えるデザイン。アンカー王道の、西部劇臭(笑)のするワイルドなテイストと対極。

それもそのはず、中身はマンゴー使用というフルーツ系ビールなのだから。それに加えて、小麦を使ったウィートエールでもあり、ホワイトビールのようなさわやかな印象のパッケージというわけだ。

しかしこれが、飲んでみたらいい意味で、裏切られた。ひと言で言うと、甘過ぎず軽過ぎない。フルーツビールと聞くと、どうしてもジュースっぽいビールになってるなという思い込みがあるのだが、これについては違っていた。度数はたしかに抑え目、4.5%だけど、さすがアンカーと思える、「しぶとい仕上がり」だった。

ちなみにこれを飲んだあと、同じデザインで色だけ少し違った缶でこれが入っている。

アンカー ブラッド・オレンジ

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まだ飲んでいないが、楽しみ。

ではマンゴー ウィートの具体的なインプレッションを。

[その他外国系]
■アンカー マンゴー ウィート
(アメリカ/アンカー社 度数4.5% 355ml)

パッケージやネーミングより、味もボディもヘビーな印象。飲み口はドライだけど旨味はしっかり残した仕上げ。メインのフレーバーはまさにマンゴー。酸味と甘味中心で、苦味はあとからほんのりやってくる。泡立ちは少ないわりに、舌ざわりとしてソーダ感が豊か。夏の日中、リゾートで飲みたい。辛い物など濃い味の料理だと、このビールの繊細さが消されてしまうので避けたい。
★女性タレント見立ては、【松本穂香】

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アンカーを紹介したので同時期に飲んだもう1銘柄もと、これを。

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アンカー IPA

こちらは、マンゴー ウィートと真逆の、いい裏切りが。アンカーでIPAと聞けば、無骨でガツンと男っぽいと思うのが普通だろう。しかし、苦いには苦いが、全体のバランスがよく、羊の皮を被った狼、いや、狼の皮を羊なビール。

ではインプレッションに。

[その他外国系]
■アンカー IPA
(アメリカ/アンカー社 度数6.5% 355ml)

ホッピーな苦味が強いが、味わい全体がまんべんなく打ち出され、フレーバー全体のバランスがいい。フレッシュなホップ香と少々のフルーツ感で華やかさを。そして苦味がだんだん尻上がりに強く残っていくのがレアだ。ふくよかな口当たり、発泡でふわりと感じる。そのため苦味もまろやかだ。泡立ちはよく泡持ちは普通。ていねいに仕上げたIPAという印象。
★女性タレント見立ては、【久松郁実】

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ちなみに、2銘柄とも売り切れになっていて恐縮……。いつも言っているが、レアなビールは一期一会。まずこうやって知っておき、次に入って来て、お店でのサイトでも見かけたら、即飲もう! マークしておく店やサイトを持っておくことをオススメする。

僕はこれは毎回読んでいる。

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★今日のビール川柳
南国の 気分でフルーツ ビール哉

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文・写真/石黒謙吾(いしぐろ・けんご)

著述家・編集者・分類王。日本ビアジャーナリスト協会・副会長、日本ベルギービールプロフェッショナル協会・理事。映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『分類脳で地アタマが良くなる』『ベルギービール大全』など幅広いジャンルで著書多数。プロデュース・編集した書籍も、ベストセラー『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)など200冊以上。twitter:@ishiguro_kengo、facebook:石黒謙吾、blog:イシブログケンゴ

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