「色々な裸があっていい」一流ストリッパーが美を求める女性達に伝えたいこと。

「色々な裸があっていい」一流ストリッパーが美を求める女性達に伝えたいこと。

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  • 更新日:2019/02/09

■同性を魅了するストリッパー

近頃はストリップ劇場を訪れる女性客が爆発的に増加しており、NHKの番組で特集が組まれるほど大きな話題になっています。このようなストリップにハマる女性は“スト女”と呼ばれ、まるでアイドルを追いかけるかのようにお気に入りの踊り子を応援し、中にはステージを見て涙を流す方も。

スト女達は言います。

「ストリップは私たち女の身体を肯定してくれる数少ない場所だ」と。

このように同性すら魅了する人気ストリッパーは、どのようにして自らの肉体を磨いているのでしょう?

名実共にストリップ業界のトップに君臨する浅草ロック座の協力を得て、彼女達の肉体維持の秘訣を聞き出してみました。

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[本日の講師] 矢沢ようこ 96年にAV女優としてデビュー。当初はアイドル路線で人気を得ていたが、97年に伝説の深夜番組『ギルガメッシュないと』に抜擢。番組の企画『矢沢ようこ 浅草ロック座デビューへの道』がキッカケとなり、97年12月にストリップデビュー。途中数年の休業期間を経て、09年にストリップを再開。映画やアーティストのMV(銀杏BOYZ/恋は永遠)に主演するなど、女優としての活動も行っている。

■まず仕事がトレーニングになっている

―― 矢沢さんは現役のストリッパーの中では大ベテランの域ですが、それだけ長い間コンディションや体型を維持するには、並々ならぬ努力が必要だと思います。世の女性の本音を聞いてみると“いくつになっても人前で裸になれるボディ”に憧れがあるようなのですが、何かトレーニングや普段の生活に秘訣はあるのでしょうか?

矢沢 私の場合、この仕事をしているからこそ体型が維持出来ているんだと思います。ストリップをしていなかったら、ここまでハードな運動をする生活は送ってないはず。そしてストリップを続ける限り、お客様に求めて頂ける限りは、体型を維持しないといけません。それが出来なくなった時が、ストリップを辞める時なんでしょうね。

トレーニングにしても、一般の方だとお金を払ってジムに通う意識の高い方がいますけど、私達は日々のステージと練習の運動量がアスリートのようなものなので、痩せたくて何かするというより、必然的にこの身体になってしまったという感じなんです。もっと上手に踊れるようにと努力していたら、身体が後からついて来たというか。自宅でやっているトレーニングも体幹トレーニングや柔軟が中心ですし、全ては踊るためなんですよね。強いて言うならなるべく歩くようにするとか、エスカレーターを我慢して階段を使うとか、運動面での心掛けはその程度です。

そういえば、応援して下さっているお客様にお医者さんがいるんですが、その方には「矢沢さんは良い心電図がとれそうだ」と、フェチ過ぎる褒められ方をされた事があります(笑)。

―― それは医者公認のアスリート職という事ですね(笑)。確かにストリップ劇場の中でも浅草ロック座は1日に5公演あって20日間休みナシと、際立ってハードですよね。

矢沢 そうなんです。タウリンとかキューピーコーワとか飲んでますよ。特に浅草(ロック座)の後はそういった物を飲まないと身体が持たないです。あとはニンニク注射を打ちに行ったり、とにかく病気をしない、休まない、舞台に上がり続けるというのが最低限の責任ですから。

また、私は数年間ストリップの仕事をしていなかった期間があったのですが、その時は自分なりにふっくらした体型をしていました。元々家系的にそこまで太らないだろうなと思っていたんですが、デビュー当時はそれなりにポッチャリしていて、仕事を続けていたらどんどん痩せて行って、ストリップを辞めたら肉が付きました(笑)。

―― でも復帰されてからも見事なスレンダーボディを披露していますよね。

矢沢 長く見ているファンの方にはハッキリ言われましたよ、復帰の頃は太かったって。実はお休みしている間も、知らず知らず体型が崩れないように最低限の気は遣っていたのですが、それでも現役でやっている時と比べたら誤魔化せませんよね。

■スイーツとお肉とビールが大好き!

―― では食事制限や、甘い物やお酒などの嗜好品についてはどうですか?

矢沢 美味しいですよね、生クリームとかカスタードとか。特にクレープが大好きなんですよ。それに、お仕事終わりの夜遅い時間に食事しますし、食生活はあまり一般女性の参考にはならないと思います。

ストリップって、お昼から公演が始まって23時まで踊り続けて、開演中は食事出来ません。ガッツリ食べると動けなくなりますし、注意力が散漫になってピリっとした感覚がなくなってしまいます。だからごく軽い物を摘まんで繋ぐ感じになります。そういう生活だと、夜中になって食べないと寝れないくらいお腹が空いてしまうんですよ。

遅い時間だから、なるべく消化に良い物をと心では思っているんですが、いざ公演が始まると、どうしてもお肉が食べたくなって……。身体がエネルギーを欲してるんでしょうねえ。ステーキとか焼肉とか、お肉が好きで好きで。

そう、私すっごい食べますよ。下手をすると成人男性よりも食べます。炭水化物は減らすようにしていますが、食べる量は女性としてはかなり多いはず。ちなみにビールも大好きです!

―― 甘い物が好きで夜中に焼肉ビール。その食生活でその体型となると、やはり運動量の多さで保っているのでしょうね。

矢沢 ただ、年齢的に代謝が衰えてくるはずなので、そろそろ考えないとマズイなとは思っています。今は脂っぽいものでも揚げ物でも気にせず食べてしまってますが。

でも、私はそんななのに、後輩の若い子達って仕事終わりに焼肉屋さんに行っても、大して食べないで帰ってしまうんです。ビールも飲まないし、凄く身体に対する意識が高いんですよ。私なんか「終わったぞワ~~!」なんてビール飲みたいのに(笑)

―― ストリッパーに対する古いイメージだと、仕事終わりに劇場の近くの深夜型の飲食店でグイグイお酒を呑んでいるイメージがありますよね。

矢沢 私がストリップを始めた頃って、まだまだ豪快なお姐さんが多くて、仕事終わりに毎日飲みに行って当たり前でしたし、飲んでいる時間が長すぎて、いつ寝ているのか分からないような姐さんや、準備運動もせず開演ギリギリまで寝ているひともいたんですよ。それが今やそういういい加減な姿勢のひとはいませんから。今の浅草ロック座に、女性が憧れるようなスタイル抜群の女の子が多い理由かもしれませんね。

■「色々な裸があってもいい」

―― 少々質問を変えさせていただきます。矢沢さんにとって、女性の美しい身体の定義とは何でしょう?

矢沢 やっぱり女性なので、出るところが出ていて、締まるべき部分が締まっているのが理想ですよね。私個人の好みとしては、女性の身体は引き締まっている方が好きなんですが、まずはその人に合っているかどうか、自然かどうかじゃないでしょうか。ベストな体型は骨格の違いや顔立ちもあって人それぞれだと思うので、スリムならいいという訳ではないと思います。

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私は絶対にポッチャリが似合わないので太れないと考えていますが、逆の人だっているでしょう。仮に太っている人でも、ちょっと引き締めればグラマーと呼んでもらえる体型になれますし、モデルでもない限り極端に痩せる必要はないですよ。外国人に見られたら、私なんか全然グラマーじゃないから「キャロット?」なんて言われて、全然にモテないと思います。色々な価値観があるんだから、色々な裸があってもいいでしょう。

―― 矢沢さんは職業柄、周囲に女性の裸が多い生活をなさっていると思うのですが、他人の身体で気になってしまう部位はありますか?

矢沢 そうですねえ、やっぱりお尻。お尻と太ももの境目かな。そこをしっかり鍛えているひとはキュッと持ち上がったいい形をしているんです。お風呂屋さんに行った時でも、そういうお尻があるとついつい気になってしまいますね。後はそけい部や脇から胸にかけてなど、太い筋肉の筋がある部分とかに目が行く事が多いです。基本的に、ある程度の筋肉がある女性の身体が好きなんでしょうね。

でも、私自身としては、ストリップなので筋肉ばかり鍛えても仕方ないと考えているんですよ。マッチョ過ぎても色っぽくないですし、その辺のバランスは気にしますね。

■ストリップはお肌に超苛酷!?

―― そういえばストリップの場合は仕事中は濃いメイクをしていらっしゃいますが、普段使っている化粧品などはどのような物を選んでいますか?

矢沢 あ~~~乳液とか化粧水とかそういうのも含めてですよね。まず何より保湿が命。とにかく保湿。公演中は顔は舞台メイクが落ちないように気を付けますが、身体の方は1ステージごとにシャワーを浴びてキレイにするので、肌の乾燥が酷いんです。だけど乳液やクリームは使えません。

―― 何故ですか?

矢沢 だってヌルヌルする化粧品を使っていたら舞台が汚れるし、本番中に床掃除する訳にもいかないでしょう。それで後の出番の子が足を滑らせて事故が起きる可能性があるので、公演中はサラサラした化粧水など、許される物だけを使って保湿をしているんです。

でもお仕事が終われば評判のいいクリーム、乳液やローションなど、色々と試していますよ。効果の高い物は値段も高いですが、惜しまず大量に使っています。ただ性格の問題なのか、すぐに効果が出ないと飽きちゃうんですよね。世間で評判になるような物は大体手を出しているんですが、美容器具の類は買っても無駄になる事が多いです(笑)。

■自分を愛して、信じて、理想の自分をイメージする。

―― 女性にオススメしたいお稽古事などはありますか?

矢沢 特にこれというお稽古はないんですが、もし本気でスタイルを良くしたかったら、ストリップをやってみるといいと思う。実際に踊り子になるという意味だけじゃなくて、他人に身体を見られるかもしれないと考えて生活をするべきです。

女性って、男性以上に他人に見られる事で身体が変わると思うんです。みんな恥をかきたくないから。その反面で、見られているという意識がないとすぐに油断してしまいます。身体も下着も、油断するといざという時に悲惨なことになるでしょう。「贅肉が~」とか「下着が上下バラバラだ~」とか。なので、ここぞという時に恥ずかしい思いをしないためにも、常に自分の裸に意識を向けておくべきです。

―― 矢沢さんにもそういった失敗談があるんですか?

矢沢 失敗談という訳ではないんですが、20代の頃に先輩のお姐さんに言われた事がずっと頭にあって、それで意識が高まったというのはありますね。ある時、ストリップの楽屋で裸でゴロゴロしていたんですが、突然先輩のお姐さんに「そのお尻は数年経ったら垂れるよ」と嫌な事を言われたんです。その時は絶対になるものかと思ったんですが、そのお小言が気になってしまい、ヒップアップ運動をするようになったり、普段の姿勢を意識して良くするようになりました。

今はよく分かるんですが、ストリップって裸を見せるだけじゃないんです。ステージで踊っているだけで、その踊り子の普段の生活ぶりを見透かされてしまう事があるの。

―― それは所作が下品とかでしょうか、冷蔵庫や扉を足で閉めてそうとか。

矢沢 そうそうそう(笑)。だらけた生活をしていると、ふとした細かい所作でアイツは普段だらしないんだろうなと見抜かれる事もあります。なので、咄嗟の時にそういう自分が出ないように、日頃の生活でも姿勢や立ち振る舞いは気を付けるようにしています。これは見られる仕事をしていない女性でも気を付けた方がいいと思う。

―― では最後に、ボディケアに悩む世の女性に、これだけは言っておきたいという事がございましたら。

矢沢 私はAV女優から始まって、ギルガメの企画で浅草ロック座でストリップデビューさせて貰いました。それまでは普通の学生で、恋愛経験も満足になければ、身体も出来ておらず、性格的にも引っ込み思案過ぎて、TVに出ている意味がないような子でした。

そんな私が苦労しつつもストリップを続けて来て分かった事ですが、女は見られてナンボです。まずはそういう意識で自分の身体に興味を持ってください。そして理想のスタイルを強く願いながら、気になる場所を見たり触ったり動かしたりしてあげると、それだけでも望んだ体型に近付いて行きます。

私達ストリッパーは、それが使命だと思っているので自然と出来ていますが、普通の女性でも自分を愛して、信じて、理想の自分をイメージすることが大事だと思います。女性って、男性と比べてそういう部分の意地とか見栄が強いと思うので、必ず効果は出ます。その際に、モデルや女優など同性の憧れの対象を作るとイメージしやすいでしょうね。

また、最近はストリップを見に来てくれる女性が本当に多いのですが、私達のショーを観て、女性が自分の身体作りの参考にしてくれたら、とても光栄だと思います。

最後に、確実にスタイルを良くする手段としては、仕事としてストリップを始めると誰でも効果絶大ですよ。さっきは冗談めかして言いましたが、毎日お客様に見て貰えるし、踊っている内に自然と鍛えられるし、なんとそれでお金も貰える、一石三鳥のお仕事です。人間って、自分の環境に合った体型に自然となるものだと思うので、もし何が何でもというならば、本気でストリッパーを目指してみてもいいのではないでしょうか。マネージメントのご用命はぜひ矢沢までお願いします(笑)。

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取材を終えて…お話を伺って驚いたのが、矢沢さんのスレンダーボディからは想像も出来ないほど食事が自由だった事です。1日中踊り続けるという過酷な条件下で戦い続けるには「食わなきゃやってられん」というのもありますが。また、それと同じくらい常に他人に肌を見られるという環境が重要なのだと感じました。他人の目を意識する事で、矢沢さんが仰っていた「女の意地と見栄」が発動するのでしょう。見栄と言っては聞こえは悪いですが”女性ならではの強さ”を信じる事が、理想のボディに近付く第一歩なのかもしれません。

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