乗用はN-BOXだけど商用車は何が一番売れてる? 気になる販売台数ランキングを調べてみた

乗用はN-BOXだけど商用車は何が一番売れてる? 気になる販売台数ランキングを調べてみた

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  • 更新日:2023/01/25
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この記事をまとめると

■4輪車は乗用車と商用車に分けられる

■商用車はどの車種が売れているのかを解説

■新車で販売される商用車の約40%が軽自動車

商用車では軽自動車が主役

4輪車は、用途としては乗用車と商用車に分けられ、ボディサイズやエンジン排気量では、小型/普通車と軽自動車に分類される。つまり合計4種類になる。

その国内販売台数の比率は以下のとおりだ(データは2022年1〜11月)。

・小型/普通乗用車:53%

・軽乗用車:29%

・小型/普通商用車:8%

・軽商用車:10%

上記からわかるとおり、乗用車の分野では、小型/普通車が53%だから軽自動車の29%に比べて圧倒的に多い。乗用車だけに限ると、小型/普通車が65%を占めて軽自動車は35%だ。

ところが商用車では、軽自動車が小型/普通車よりも多い。つまり乗用車は小型/普通車が売れ筋なのに、商用車では軽自動車が主役になる。今は日本で新車として販売されるクルマの約40%を軽自動車が占めるが、その普及率は商用車が高い。軽商用車は、まさに日本の物流を支える大切な存在だ。

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そこで商用車の販売ランキングを見てみたい。

少し古いが、データのそろう2021年の販売台数で見ると、車名別の1位は1カ月平均で約7900台を登録したトヨタ・ハイエースだ。ライバル車の日産キャラバンには大差を付けている。

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2位は軽自動車のダイハツ・ハイゼットトラックで、2021年の1カ月平均は約6600台だ。

ただしOEM車を含めた「生産総数」というデータを算出すると、ランキングの順位も変わってくる。

いま軽商用車は少数精鋭に

軽商用バンのスズキ・エブリイは、2021年の1カ月平均が約5000台だったが、OEM車は豊富だ。日産NV100クリッパーは約2200台、マツダ・スクラムバンは約400台、三菱ミニキャブバンも約400台で、合計すると1カ月平均が8000台に達する。僅差ではあるが、ハイエースの7900台を上まわった。生産総数では1位だ。

ダイハツの場合、スバルとトヨタに供給されるOEM車を含めた生産総数は、ハイゼットトラックが約7400台、ハイゼットカーゴが約7200台であった。

スズキ・エブリイでは、日産に供給されるNV100クリッパーの販売台数が1カ月平均で2200台に達しており、エブリイ+OEM車の販売総数を押し上げた。

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軽自動車は薄利多売の商品で、商用車になると、その傾向が一層強まる。1カ月の生産規模が5000台以下では、経営的に成立しない。そこでスズキの軽商用車は、日産/マツダ/三菱にOEM車として供給されるわけだ。生産を行うスズキを含めると、同じクルマを乗用車メーカー8社の内、4社が販売する。ダイハツもトヨタとスバルに供給して合計3社が扱う。

残る1社はOEM関係をほとんど結ばないホンダで、独自に開発していたアクティバン&トラックは廃止した。採算の面からアクティは成り立たないからだ。

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ホンダはアクティの代わりにN-BOXをベースにしたN-VANを効率良く開発したが、その荷室長は、エンジンを床下に搭載したアクティバンに比べて大幅に短い。アクティバンに積めた荷物がN-VANには収まらない場合がある。この不利を補うため、N-VANは左側のドアをピラーレス形状にして開口幅を広げた。助手席もコンパクトに格納できる構造にして、運転席以外はすべて平らな荷室として使える。

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薄利多売を生き抜くには、厳しい商品開発と低コスト/低価格が要求される。そのために軽商用車は少数精鋭になり、商品力を高めて、大量に購入されているわけだ。

渡辺陽一郎

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