教科書の選定をめぐって接待を受けたとされる元校長に有罪判決です。
大阪府藤井寺市の市立中学校の元校長・西留俊春被告(61)は、教科書の選定委員だった3年前、大日本図書に対し選定の評価資料を渡すなどした見返りに、現金3万円やゴルフの接待を受けた罪などに問われています。
これまでの裁判で西留被告は起訴内容を認め、「ばれないだろうという甘い考えがあった」と話していました。
25日の判決で大阪地裁は「教科書採択手続きの公正性や社会一般の信頼を大きく害し、刑事責任は相応に重い」と指摘し、懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡しました。