
TSSテレビ新広島
来月1日から宮島を訪れる人を対象に徴収する「宮島訪問税」の1年分前払いの申請件数が、市の予想を上回るペースで伸びていることが分かりました。
「宮島訪問税」は観光客の受け入れ整備などを目的に新たに導入される地方税で、本土側から宮島にわたる船の運賃に1人1回100円が上乗せされます。
事前に「年払い」の500円を支払えば、1年間、証明書の提示で訪問税は免除されます。
廿日市市は、年払いの申請を当初、2000件と予想していましたが、今月15日現在で1319件に上っているということです。
市役所の窓口では平日のみの申請となっていることから市は今月23日、24日、30日に市役所と宮島支所に臨時の窓口を設置することにしました。
【廿日市市・松本太郎市長】
「次世代の宮島を継承するための財源の一部になることを、わかりやすく発信していきたいと思っています」
市は、訪問税による今年度の税収を1億400万円と見込んでいますが、観光客の増加などで増える可能性もあるとみています。