
V・ファーレン長崎の宮城天が決めた 撮影:中地拓也
3月19日、J2第5節が行われてV・ファーレン長崎が敵地でロアッソ熊本と対戦。長崎が九州ダービーを2-0で制した。
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この試合で全得点をたたき出したのが宮城天だ。川崎フロンターレから期限付き移籍してきたドリブラーが先発。18分にゴールネットを揺らしたのだが、圧巻の技術によって生まれた得点だった。
長崎は右サイドで保持していたボールを、左サイドに大きくサイドチェンジする。これに反応したのが宮城で、ペナルティエリア内でこれを受ける際、右足アウトサイドで見事なトラップ。走って戻ってきた相手DFが勢い余って宮城を通り越してしまったところ、宮城は落ち着いて右足シュート。これがニアを抜いて先制ゴールとなったのだ。
このゴールのほとんどを占めると言っても過言ではないファーストタッチには、多くの絶賛のコメントが寄せられた。
「トラップ最高」
「何このファーストタッチ…えろいな」
「このトラップ技術は日本でもトップクラスやと思うわ」
「なんだそのトラップバケモンや」
「トラップで勝負ありってゴール」
「あそこで後出し出来る技術は反則」
「さすがのトラップのうまさに涙出る」
■後半に追加点
宮城は後半にも追加点を決める。後半6分、右サイドからのロングスローをゴール前でFW都倉賢が頭で合わせると、ボールはバーを直撃。これに詰めたのが宮城で、頭で押し込んで貴重な2点目を奪ってみせた。
長崎は5戦目にしてこれが初勝利。J1昇格に向けて、最初の一歩をついに踏み出した。
サッカー批評編集部