【球界ここだけの話(742)】巨人は長距離移動で空路分乗 悲劇の墜落事故も教訓に...

【球界ここだけの話(742)】巨人は長距離移動で空路分乗 悲劇の墜落事故も教訓に...

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2016/12/01

衝撃的なニュースが飛び込んできた。11月29日、サッカーのブラジル1部・シャペコエンセの選手らが搭乗したチャーター機がコロンビア国内で墜落。元Jリーガーを含む乗員乗客71人が犠牲となった。

国から国へ、都市から都市へと長距離移動が伴うスポーツの試合。航空機が墜落する確率は0・0009%ともいわれているが、スポーツ界はこれまで、何度も悲しい事故に直面してきた。

サッカー界では1958年にマンチェスターユナイテッドの選手が搭乗した航空機が西ドイツ(当時)のミュンヘンで離陸に失敗。乗員乗客44人中、23人が死亡し、後に「ミュンヘンの悲劇」と呼ばれた。

1993年にはザンビア代表(アフリカ)がW杯米国大会アフリカ地域2次予選中の移動で18人を失っている。

野球界では1972年に米大リーグ、パイレーツの名選手、ロベルト・クレメンテが大地震が発生したニカラグアへの救援物資を運ぶ際にカリブ海へ墜落して、事故死。記憶に新しいところでは2006年にヤンキースのコリー・ライドルが自家用飛行機を操縦中にマンハッタンの高層マンションに激突して、命を失った。

記者が担当する巨人では、50年近く前からリスクを避けるために長距離移動の際は選手が分乗するようにしている。今回の事故を受け、久保球団社長は、改めて最悪の事態に対応する必要性を考えたという。

「確率としてはものすごく低いことなんだけど、リスクは避けないといけない。例えば、2月1日のキャンプインで1軍選手全員を失ったら…。だから、優勝旅行でも2便にするようにしている。保険の仕組みも勉強をしているんだ」

巨人では北海道や九州に移動するときは2便に分け、広島などは空路と陸路に分乗する。2014年のハワイ優勝旅行もJAL組、ANA組に分かれる徹底ぶりだ。もちろん、費用や手間もかかるが、最悪の事態を想定しながら、球団として移動手段を考えている。

今回のような痛ましい事故は二度と起きてほしくないが、選手の体を預かるチームとしては、常に最良の選択を施す責務もある。(桜木理)

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搭乗口を通過する巨人・高橋監督。シーズン中は移動が多い

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