モスルの戦況:今何が起きているのか

  • WSJ日本版
  • 更新日:2016/10/19
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イラク政府軍は今週、クルド人部隊などと協力し、過激派組織「イスラム国」(IS)から同国北部の都市モスルを奪還すべく攻撃を始めた。

何が起きているのか

イラク政府軍は、クルド人部隊「ペシュメルガ」をはじめとする友軍とともに、モスルをISの手から奪還しようと試みている。ISはイラク第2の都市であるモスルを2014年半ばに掌握し、主要拠点とした。

モスル奪還作戦に米軍は空爆で支援しているほか、地上では特殊部隊員が加勢している。

なぜ奪還作戦に至ったのか

イラク主導のモスル奪還作戦は、ISとの戦いでいくつかの重要な勝利を収めてきた後に始まった。ISはこの1年でイラクのラマディやファルージャのほか、シリアのパルミラ、マンビジ、ダビクから撤退している。

イラクと有志連合は過去数カ月間にわたり、準備を進めてきた。米海軍の特殊部隊「シールズ」の隊員一人は、モスルの北でクルド人戦闘員を支援していた際にISの戦闘員によって殺害された。イラク軍は7月にモスルから南へ約80キロ離れた重要な空軍基地を制圧した。

誰が主導しているのか

イラク政府軍とクルド人部隊「ペシュメルガ」が攻撃を主導し、さまざまな友軍が加勢している。米国は兵器を提供し、イラクの警察やスンニ派の戦闘員もさまざまな役割を果たしている。イランが後ろ盾となっているシーア派の戦闘員はモスル南部の制圧という任務を担っている。

グレー:IS、緑:イラク治安部隊/少数部族の戦闘員、黄土色:クルド人戦闘員のペシュメルガ

赤:17日時点でのIS支配地域、オレンジ:1月29日以降にISが失った地域

ISはどういう反撃に出ているのか

ISの戦闘員は、モスルに進軍してくる部隊を攻撃するため、自動車爆弾による自爆攻撃をしかけている。モスルへの攻撃に対しては迫撃砲で応酬している。3000~5000人程度のIS戦闘員がまだモスルに残っていると考えられているが、米国もイラクも彼らがどのくらい持ちこたえられるのか分かっていない。

(原文:Mosul: What We Know)

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