「木の枝のよう」自転車競技の元王者が公開したレース直後の脚に驚きの声(スロベニア)

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  • 更新日:2019/10/30
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多くのアスリートは自分の力を極限まで出し切って勝負に挑み、その姿は見る者に大きな感動を与える。しかしその陰には私達が知らない事実がある。このことを改めて示してくれた自転車競技選手がいた。レース後の彼の脚は人間のものとは思えない様相を呈していた。『The Sun』『SPORTbible』などが伝えている。

スロベニア出身の自転車競技選手ヤネス・ブライコヴィッチ氏(Janez Brajkovic、35)が先月29日、Instagramに投稿したレース直後の脚の写真に人々が驚愕している。

そこには筋肉と骨に皮膚が張り付いたような、人のものとは思えない脚が捉えられており「今は諦めない! それだけだ」と記している。この写真を見たフォロワーからは「なんてこった」「脚が木の枝のようだ」「彼の脚に何が起こったの?」とそのあまりの壮絶さに驚きと心配の声があがっている。

このブライコヴィッチ氏の「諦めない」の言葉には、彼なりの思いがあったようだ。過去に何度も優勝経験があるブライコヴィッチ氏だが2018年7月、ドーピング検査を受けた際に陽性反応があったため10か月間レース出場の停止を言い渡されていたのだ。

そして今月初めに、クロアチアで開催された「CROレース2019」で復帰を果たすことができた。実はブライコヴィッチ氏は以前から過食症などに悩まされており、栄養補助食品としてサプリメントを摂っていた。ところがそのサプリメントに交感神経作動薬であるメチルヘキサンアミンが含まれていたという。

ブライコヴィッチ氏は当時のことを、次のように語っている。

「私は食事から栄養を摂る代わりにサプリメントを服用していましたが、それは汚染されていました。しかし私が唯一続けられるものが、それしかなかったのです。レース出場停止となってからの私は、自転車に乗るたびに泣かない日はありませんでした。当時は落ち込んでヤケクソになっていたのです。」

摂食障害と闘いながら競技生活を続けるなかで、必要とされる栄養源を摂取し、唯一体内に留めておくことのできる手段がサプリメントであったブライコヴィッチ氏にとって、ドーピング検査での陽性反応は去るも地獄残るも地獄とも言える宣告であったに違いない。

そのような状況から立ち上がり、今回のレース復帰となったブライコヴィッチ氏だが、脚の写真はある意味彼のけじめのようにも感じられる。またクロアチアのスポーツドクターであるナターシャ・デスニカ医師(Natasa Desnica)は、ブライコヴィッチ氏の脚について次のように述べている。

「このスポーツにおいてこれはよくあることなのです。私はフランス、イタリア、スペインで3週間に及ぶレースの後、同じような状態の選手に会いました。彼らの脚は脱水により信じられないほど萎み、皮下脂肪が無いため骨や静脈をはっきりと目にすることができます。」

「解剖学用の標本のようにはっきりと筋肉が見えるのです。幸いにも選手たちの脚は比較的早く回復します。ブライコヴィッチ氏の脚も同様のことです。注意すべきはどのくらい長く自転車に乗ると選手の健康に影響が及ぶか、ということです。」

ブライコヴィッチ氏は2004年のスロベニア国内選手権U-23部門のタイムトライアルで優勝を飾っているが、今回復帰を果たした同氏にファンの期待も一層高まることだろう。

画像は『Jani Brajkovic 2019年9月29日付Instagram「It’s only about not fucking it up now」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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