イラストレーター・おはぎ氏、31.5型ペンタブ「Wacom Cintiq Pro 32」で美麗ライブペイント!

イラストレーター・おはぎ氏、31.5型ペンタブ「Wacom Cintiq Pro 32」で美麗ライブペイント!

  • マイナビニュース
  • 更新日:2019/11/20
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ワコムは、東京・新宿に2018年オープンした常設型体験ストア「ワコムブランドストア新宿」の1周年を記念して、スペシャルな「クリエイター1日店長イベント」を企画。11月16日はイラストレーターおよびキャラクターデザイナーのPOKImari氏、11月17日はイラストレーターのおはぎ氏による作品添削会、およびライブペイントを開催した。ここでは、17日に開催された、おはぎ氏によるライブペイントの様子をレポートする。

おはぎ氏は、1993年生まれの若手イラストレーター。多数のアーティストのCDジャケット、MV 制作、グッズデザイン等やカードゲームのイラストを手がけている。そんなおはぎ氏が今回、ライブペイントを披露するイラストは、秋っぽく銀杏の葉を手にした“清楚系でありながらも、少し茶目っ気を醸し出す女の子”だ。

○まずは陰影を細かくつける作業から

まずは、ペイントソフト「CLIP STUDIO」のダウンロード素材である「汚しブラシ」を用いて、下絵に印影をつける作業から始まった。「描き重ねたような質感を簡単に出せるので、気に入っている」という。色を付ける段階まではこのブラシで描き、その後色づけはエアブラシで行うということだ。

なお、今回のライブペイントに使用された機材は、ワコム史上最大となる31.5インチ液晶ペンタブレット(液タブ)「Wacom Cintiq Pro 32」だ。おはぎ氏が普段イラストを描くのに使っているのは、もっと小さい15.6型の液晶タブレット「Wacom Cintiq 16」だという。以前は板タブレット(液晶画面を持たず、PCとつなげて使うタブレット)を使っていたそうで、板タブの「疲れにくさ」というメリットを挙げながらも、「直接狙ったところに描き込めるので、線画やラフ画は圧倒的に液タブのほうが描きやすい」と語る。

質感を出すために気をつけている点は、「肌と髪、あるいは服の生地によっても影の付き方は違いますので、素材によってどのように影やハイライトが付くのかを普段から資料などで観察して、自分なりの表現にしている」とのこと。

また、おはぎ氏が描くのが難しいと感じているのは「手」で、普段から自分で鏡をみて描いたり写真を撮って描いたりしているそうだ。手が上手く描けていると絵の完成度がグッと上がるため、不自然さがないように気をつけているという。

○「戻る」を使わない、ライブペイントの魅せ方

ペイント中、おはぎ氏は「消しゴム」ツールや「戻る」コマンドをほとんど使わず、ペンのサイドスイッチにスポイト機能を割り当て、それで色を拾って形を整えていく。おはぎ氏によると「“戻る”を使うぐらいなら、その場で色を拾って消していきます」とのこと。このやり方は、各所でライブペイントを行ううちに「見ている人が楽しめるように」を意識していくうりに身についたそうだ。

やがて、女の子の絵はみるみると立体感が出てくる。特に髪の毛の毛束感やツヤ感、さらさら感はため息が出るほど美しく描画されている。この毛束感を出すために、つむじの位置や1本1本の毛の流れを意識しながら描いているそう。また、毛先は密度が低いため、色が明るくなるように仕上げてエアリーな感じを演出しているという。

○「自分が何を描きたいのか」をしっかり理解する

ここで、おはぎ氏は自身がデジタルで絵を描き始めた経緯を話し始めた。最初はマウスで絵を描き始めたそうだが、小学校の友人宅に遊びに行ったときにその母親(プロのイラストレーター)の作業している様子を見たとき、ペンタブレットの存在を知ったという。それから十数年来、ずっとペンタブレットを愛用しているとする。

また、イラストレーターを目指す人へのアドバイスとして、「自分が何を描きたいのか」をしっかり理解することが大切だと述べた。例えば、ぼんやりと人物の練習をしていても自分が描きたい絵の上達はしないので、「自分がどんな雰囲気の絵を描きたいか」というゴールを定めて練習するのが近道だと語った。

おはぎ氏の絵は、ファッションやメイク、アクセサリーなどが凝っているのも特長のひとつだ。そのためにインスタグラムやTwitterで可愛い女の子や化粧品、ファッションブランドなどをフォローしたり、ファッション雑誌をたくさん購入して「かわいい」と思ったモノをストックし、描く時の資料にしているそうだ。絵の中の小物はトレンドを追いかけて「イマっぽい」絵にすることを心がけているそうだ。

○色塗りはグリザイユ画法。「色選びが得意でないので」

そしていよいよ、ライブペイントの一番の見どころとも言える「色塗り」作業に移った。

おはぎ氏の色塗りの特徴は、一度モノクロで完成させた絵に、レイヤーの重ね合わせやオーバーレイなどの効果を用いて色を塗る「グリザイユ画法」を取り入れていることだ。おはぎ氏は自身で「色選びがあまり得意ではない」と語る。そのため、色を気にせずにどんどん塗り込んでいけるグリザイユ画法を取り入れているという。色の選び方に悩んでいると影の付け方まで迷走してしまうため、色選びが苦手な人や色を塗るのは別工程で行いたい人には、グリザイユ画法がおすすめだとアドバイスした。

具体的な塗り方は、まずはベースとなる紫色をべた塗りし、それをオーバーレイにすると印影を付けた部分に色が付いたら「エアブラシ」に切り替えて、肌の色などを抜いていく。次に、ベースに設定した紫色を活かすように髪や目のパーツなどを飛ばして、色の濃い部分だけを残すという手順だ。

モノクロだった線画にみるみる色が付いてく様子は、絵の中の女の子に「化粧」をしているかのよう。ラスト10分で一気にカラー作品に変ぼうしていくようすは、まるで魔法を見ている気分だった。「(グリザイユ画法は)簡単ですのでぜひ試して下さい」とおはぎ氏はアドバイスし、完成したイラストに観覧者からも拍手が巻き起こっていた。

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