10月22日に3週間ぶりの再開となるJ1リーグ。第2ステージ優勝、J1残留争いの行方は?

  • J SPORTS
  • 更新日:2016/10/19

10月1日のJ1第2ステージ第14節の後、インターナショナルマッチウイークと10月15日のJリーグYBCルヴァンカップ決勝のガンバ大阪対浦和レッズの影響で、3週間試合が空いたJ1。ここまでの順位をおさらいしておくと、浦和が勝ち点34でダントツのトップに立っており、2位・ヴィッセル神戸は5ポイント差の29、3位・川崎フロンターレが同6差の28という状況だ。4位・柏レイソルと5位・G大阪は27で、まだギリギリ逆転できるところにいるが、残り3試合で7差というのは非常に難しい。

浦和の残りのカードは、まず22日の第15節がアルビレックス新潟、続く29日の第16節がジュビロ磐田。この2戦はともにアウェーだ。そして11月3日の最終節がホームで横浜F・マリノスとの激突となる。次節に勝ち、神戸、川崎が引き分け以下ならステージ制覇が決まることになる。さらに磐田戦で年間勝ち点1位が確定する可能性もあることから、モチベーションが非常に高い。ルヴァンカップ決勝でMVPを獲得した李忠成が「もう今から次のリーグ戦に切り替えています」と強調していたのも、明確なターゲットが目の前にあるからだ。

タイミングが次節か次々節になるかは別として、浦和のステージ制覇はほぼ確実と見られる。怖いのは、ルヴァンカップの優勝で気の緩みが生まれることだが、今のチームにそういった気配は感じられない。むしろ、ルヴァンカップ得点王に輝いた高木俊幸の成長、李の復調、ケガの癒えた石原直樹の台頭などで、攻撃陣の競争意識はより一層高まっている。守備陣に関しても安定感のある那須大亮をベンチに置いておける余裕を見せている。ルヴァンカップ決勝でもG大阪との選手層の厚さを見せつけたが、そのプラス要素はリーグ終盤戦にも生きてくるはずだ。

現状では、年間勝ち点1位の浦和、同2位の川崎、第1ステージ王者で同3位の鹿島アントラーズが11月から始まるJリーグチャンピオンシップ(CS)に出場することになっている。わずかなチャンスしかない神戸やG大阪は崖っぷちに立たされている状況だ。神戸の場合、浦和の取りこぼしが前提となるが、残りカードがベガルタ仙台、名古屋グランパス、鹿島と中位から下位にいるチームとの対戦が続くだけに、3連勝を目指すのみだ。G大阪にしても、年間勝ち点で8差をつけられている鹿島を上回るために残り全勝が必須。現実的にはかなり難しいが、彼らにはルヴァンカップ決勝で苦杯を喫した悔しさがある。それをリーグ終盤戦にぶつけるしかない。もしサプライズを起こしてくれれば、今年限りで終止符を打つことになったCSも盛り上がるかもしれない。

下位争いの方は、すでに年間18位・アビスパ福岡の1年でのJ2降格が決定。17位・湘南ベルマーレも残留圏内の15位・名古屋と勝ち点8差まで広がっていて、次節・大宮アルディージャ戦で勝ち点3を取れなかった時点で2シーズンぶりの降格が決まってしまう。2012年のチョウ・キジェ監督体制発足後、2度のJ1昇格を経験し、昨年は年間8位と大躍進を遂げた。しかし今季は永木亮太(鹿島)、遠藤航(浦和)といった主力選手がチームを去り、新戦力も思うような働きを示せず、苦境に陥ったまま、終盤まで来てしまった印象だ。しかしながら残り3戦の相手は大宮、ヴァンフォーレ甲府、名古屋という残留争いのライバルとの直接対決が残されている。まずは大宮戦を何とかモノにし、生き残りへ望みをかけたい。

16位争いはまさに熾烈だ。現時点では勝ち点28の甲府が16位、同29の名古屋が15位、同30の新潟が14位、同32の磐田が13位。この4チームのどこが降格してしまうのか、最後までバトルが続きそうだ。すでに名古屋と新潟は監督交代の大ナタを振るい、その刺激でチームが前向きな方向に進み始めている。特に名古屋は田中マルクス闘莉王の復帰、永井謙佑の復調、負傷者が戻ってきたことなどが重なって、最悪の状況からは完全に脱した印象だ。その勢いで、残り3戦を乗り切れば、オリジナル10のうち降格経験のない3チームの牙城を崩さなくて済む。そこは彼らの意地を見たいものだ。

残留の道へ最も厳しいと見られるのは、最近リーグ5戦未勝利の甲府。前節も横浜FMに0−4の大敗を喫している。もともと甲府は得点力こそないものの、堅守でJ1を乗り切ってきたチーム。しかし今季は、年間の失点数が55というのはあまりにも多すぎる。立て直しの名人である佐久間悟監督が終盤の3試合をどんな方向に持ってくのか。

泣いても笑っても残り3節。上位、下位の両方に注目しながら、J1のラストバトルをしっかりとチェックしたい。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

Jリーグカテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
[MOM411]法政大FWディサロ燦シルヴァーノ(2年)_“ラストワンプレー”で結果残した「顔つき変わった」点取り屋
J2金沢内定の仙台大DF榎本滉大が“金沢”撃破「勝てて良かった」
「他の大学生GKとは違う」敵エースも脱帽、関西大GK前川がJ1内定の実力示す
東海得点王のFW畑潤基、J内定GKの牙城崩すも「まだまだ実力不足」
[MOM412]静岡産業大FW藤田脩人(3年)_初の全国で先制点! 監督期待の“持っている”男がチームを救う
  • このエントリーをはてなブックマークに追加