「SFV」に「ロケットリーグ」、新eスポーツ大会「Intel World Open」発表

「SFV」に「ロケットリーグ」、新eスポーツ大会「Intel World Open」発表

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  • 更新日:2019/09/12
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2019年9月11日、インテルは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020オリンピック)に向けた同社の取り組みを発表した。米インテルは2017年にIOCとワールドワイド・スポンサーシップ・プログラムの「TOP(The Olympic Partner)」を締結しており、東京2020オリンピックでもパートナー企業と協力して最新技術を提供していく予定だ。発表会では東京2020オリンピックに向けて「CONNECT(接続)」、「COMPUTE(演算)」、「EXPERIENCE(経験)」という3つのキーワードを掲げたほか、Intel Extreme Mastersとは異なる新たなeスポーツ・トーナメント「Intel World Open」を発表した。

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発表会のテーマは「次世代のオリンピック競技会へようこそ」。

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オープニングのあいさつを務めたインテル株式会社 代表取締役社長 鈴木国正氏。

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東京2020組織委員会 副事務総長 古宮正章氏も登壇。インテルと協力して、東京2020オリンピックを「歴史上最もイノベーティブな大会」にするとアピール。

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米インテルのセールス&マーケティング統括本部 副社長 兼 オリンピック・プログラム・オフィス本部長のリック・エチュバリア氏。発表会ではメインのプレゼンテーションを務めた。

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エチュバリア氏は導入で、世界で初めて1マイル4分を切った陸上選手、ロジャー・バニスター氏のエピソードを紹介。それまで長い間1マイル4分を切る選手はいなかったが、バニスター氏の記録後、世界中でどんどん4分を切る選手が現われたことを引き合いに出し、インテルがもたらす最新技術でその後の世界が大きく変わると主張した。

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エチュバリア氏が掲げた「CONNECT(接続)」、「COMPUTE(演算)」、「EXPERIENCE(経験)」という3つのキーワード。

ネットワークもセキュリティーもVRも「インテル入ってる」

まず「CONNECT(接続)」の概要だが、これは5G技術やインフラストラクチャー・プラットフォームの提供を通じて、東京2020オリンピックを歴史上最もイノベーティブな大会にするという。具体的には同社のサーバー向けCPU「Xeon」やSoC、SSDを採用したシスコシステムズのネットワークを用い、オリンピックスタジアム(新国立競技場)を含む42ヵ所の競技場はもちろん、選手村やTokyo 2020本部、放送施設及びホテルなど、ミッションクリティカルなネットワークをサポートするという。

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シスコシステムズ合同会社の代表執行役員社長 デイブ・ウェスト氏いわく、オリンピックでは膨大な量の動画データが飛び交い、強固なネットワークが必要になるという。

「COMPUTE(演算)」では、オリンピック放送機構のCEOでありYIANNIS EXARCHOS氏がビデオレターで登場し、東京2020オリンピックで導入予定のインテルの最新技術「インテル 3D アスリート・トラッキング技術」(以下、3DAT)を紹介。3DATは4台のモバイル・パンチルトカメラで競技中のアスリートのフォームを撮影し、ほぼリアルタイムでXeonで最適化された高度な姿勢推定アルゴリズムを適用。そのデータから分析情報をオーバーレイで放送するというもの。100m走などの再生時に利用される予定だ。

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競技中のアスリートのフォームを取り込んで姿勢推定アルゴリズムを適用する3DAT。

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3DATのイメージ。

また、2018年に韓国で開催した平昌2018冬季オリンピックでも活用された、VRを用いた生中継「インテル True VR テクノロジー」もさらにパワーアップし、没入感の高い放送を行なう。東京2020オリンピックでは開会式、閉会式、陸上競技、体操、ボクシング、ビーチバレーボールなどで放送の権利を有する放送局から配信される予定だ。

そして、VR関連では新たに「VRトレーニング」なるソリューションが発表された。これは会場に見立てたVR空間を構築し、没入感のある練習ができるシステムで、XeonやCoreプロセッサーを利用しているそうだ。VRトレーニングは本番前の練習やシミュレーションなど、様々な場面で活用できるという。

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VRトレーニングのイメージ。

3つ目の「EXPERIENCE(経験)」では、まずAIを利用した応援ビートが紹介された。インテルは近年AIソリューションにも力を入れているが、東京2020オリンピックの公式ビート「#2020beat」として、AIで制作した応援ビートを5曲用意したという。こちらは「呼びかけ」と「応答」の2つの要素で構成されており、観客は呼びかけを聞き、手拍子で応えるという仕組みのようだ。

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#2020beatは米インテルのAIチームが訪日し、「日本文化」や「競技」などをテーマに1000種類のサウンド・サンプルを基に、AIが5曲仕上げた。

また、会場と宿泊施設の入り口にはCore i5を活用したNECの顔認証技術「NeoFace」のゲートを設ける予定だ。選手やボランティア、報道関係者、スタッフなど30万人以上を識別し、セキュリティーを確保しつつ、身分証明書確認に要する待ち時間の短縮を見込んでいる。

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「NeoFace」のゲートイメージ。車いす使用者でもスムーズに識別でき、入退場のストレスを軽減できるという。

新eスポーツ・トーナメント「Intel World Open」

このようにインテルは東京2020オリンピックで自社のテクノロジーやパートナー企業との協力を通じてさまざまな取り組みを行なっているが、近年注目されている「eスポーツ」に関しては、新たなトーナメント「Intel World Open」を発表した。インテルは長らくIntel Extreme Mastersを世界中で開催しているが、Intel World Openは東京2020オリンピック契機で始まる新たなトーナメントになる。

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インテルが主催する新たなeスポーツ・トーナメント「Intel World Open」。

Intel World Openは東京2020オリンピックに先立ち、2020年早々に各国・各地域でオンライン予選が始まり、7月22~24日に上位8チームによる決勝がオリンピック開催地区の中心にある東京Zepp DiverCityで開催される。競技タイトルはカプコンの格闘ゲーム「ストリートファイターV」とPsyonixのラジコンカーサッカーゲーム「ロケットリーグ」の2つ。

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株式会社カプコンのエグゼクティブ・プロデューサー・オブ・ストリートファイター 小野義徳氏。

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Pysonix社のロケット・リーグ ゲームディレクター Scott Rudi氏。

各国・各地域のオンライン予選で代表プレーヤーを選出し、チームを編成。各国・各地域の代表チーム同士で競うという。賞金総額は各タイトルで25万ドル(約2693円)ずつ、合計50万ドル(約5386万円)のトーナメントになる。また、発表会後のラウンドテーブルでは、カプコンの小野氏がプロ・アマを問わず全員が参加できる大会にしたいという主旨の発言があったのが印象的だった。

確かにまだ表舞台に立っていない猛者が現われれば、日本代表としてプロ・アマ混成チームになることもあり得る。もしかしたらアマだけのチームになることだってあり得る。レギュレーションなどの詳細情報は10月に明かされるらしいが、今から楽しみだ。なお、決勝開催日程は東京2020オリンピック直前だが、厳密にはオリンピックの正式な種目ではない。そのためか、特に今のところ上位入賞チームへのメダル授与などは考えていないという。

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発表会後のラウンドテーブルにはIntel World Openに関わるメンバーが参加。左からカプコンの小野氏、米インテルのゲーミング統括 マーク・チャン氏、PysonixのRudi氏。

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