<新興国eye>前週のブラジル株、4週続落―年金改革の遅延懸念で=BRICs市況

<新興国eye>前週のブラジル株、4週続落―年金改革の遅延懸念で=BRICs市況

  • モーニングスター
  • 更新日:2017/11/13
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前週(6-10日)のブラジル株式市場は10日のボベスパ指数が前日比1.05%安の7万2165.64と続落し、週間ベースでも3日終値から2.37%安となり、4週続落した。

週明け6日の指数は続伸して始まった。米株が堅調となったことや原油相場、鉄鉱石相場の上昇を受け関連銘柄に買いが集まった。

7日は3日ぶりに急反落したが、8日は急反発。9日は再び急反落するという荒っぽい相場展開となった。7日は欧州株の下落や原油価格の下落が嫌気された他、テメル大統領が今の年金改革法案では財政赤字の縮小効果が弱く年内に下院を通過するのは困難との見方を示したことで、市場ではブラジルのソブリン債格付けがジャンク級からさらに引き下げられるとの懸念が強まり、売り優勢となった。

8日は年金改革問題に取り組んでいるアルトゥール・マイア議員が、議会で支持が得られるよう年金改革法案の修正が行われる見通しを示したことが好感された。9日は前日に発表された中国10月貿易統計で輸出と輸入がいずれも弱い伸びとなったことからブラジルの中国輸出が減少するとの懸念で売りが強まった。

週末10日は続落。米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスがブラジルのソブリン債格付けを「BB」のまま据え置いたが、市場では格付けが維持されたことは財政赤字からの脱却に必要な年金改革法案が議会を通過・成立するという見通しを変えるほどではないと受け止められ、年金改革遅延懸念が払しょくされず売りが強まった。

今週(13-17日)の株式市場は、引き続き景気見通しや社会保障改革の動向、原油や鉄鉱石などの国際商品相場などが注目される。主な経済指標の発表は14日の9月小売売上高など。15日は「共和制宣言記念日」の祝日のため休場となる。

(イメージ写真提供:123RF)

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