しつこく連絡してくる「味方のおじさん」問題に悩む女性たちへ

しつこく連絡してくる「味方のおじさん」問題に悩む女性たちへ

  • 文春オンライン
  • 更新日:2018/09/26

「おじさんからしつこく連絡がきて困っているのですが、仕事関係の知り合いであるため、強く拒否できません。どうしたらいいですか?」

実際に「味方のおじさん」から相談者に送られてきたLINEの文面

最近、知人の女性からこんな相談が寄せられました。

相談者の年齢は20代前半。相手の男性は50歳前後で、しかも既婚者だといいます。

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©iStock.com

3日に1度のペースでLINEが届くように

私は仕事柄、女性からよく相談を受けるのですが、おそらく「これ」が一番多いパターンなのです。会社に入って間もない女性社員に目をつけた男性が、「親身な先輩」の仮面を着けて近づいてくる。もしくは取引先の男性が、仕事に関係ないプライベートな連絡をバシバシ送ってくる(なお「既婚女性からしつこく連絡がくる」という男性のお話も聞いたことがあるので、男女問わずこういった問題はあるようです)。

彼女は企業相手の営業職に就いているのですが、ある日、取引先の男性(以下、Kさん)から「仕事をスムーズに行うためにも、親睦会も兼ねて2人で飲みに行かないか」と誘われたそうです。さすがに2人で飲みに行くほど仲が良いわけではない上、彼の人となりもよく分からなかったため、そのときは会社の人を何人か誘って一緒に行ってもらったといいます。

その後もKさんからの連絡は続き、そのうち3日に1度のペースでLINEが届くようになりました。しかもその内容は、ほとんど業務に関係のないものばかり。以下、相談者のLINEより引用します。

Kさん「最近、どう?元気?チョット、気になってさ 仕事、○○さんにこき使われてない?(笑) 近いうち、ごはんでもどう?(^_^) 愚痴くらい、聞くからさ(笑)」

Kさん「別に、お前が女の子だから、ごはんに誘ってるわけじゃないよ 俺は味方 もっと、俺を信用しろよ

これが3日に1回です。取引先の社員(しかもかなり年上)で無視をするわけにもいかないとなれば、めちゃくちゃしんどいはずです。

届いた瞬間に「頭の中で何かがプツンと切れた」

なるべく当たり障りのないよう返信を続けていた彼女でしたが、Kさんからの連絡はさらに内容がエスカレートしていきました。

Kさん「××(相談者の名前)ちゃん、店の前通ったら真剣な顔して仕事してたなぁ まぁ、寂しかったり、辛いことあったらいつでもおいでや 辛いことは、無いことを祈ってるけど」

相談者の女性「ありがとうございます! 仕事はまじめにしてます(笑)」

Kさん「エロイ! エライ」

アウトです。お疲れ様です、100%アウトです。

相談者の女性いわく、このLINEが届いた瞬間に「頭の中で何かがプツンと切れた」とのことでした。そりゃ切れるわ。

彼女が私に相談をくれたのは、この直後のことです。「KさんをLINEでブロックしようかと思ったが、仕事相手ということもあり、なかなかはっきりと拒否ができなくて困っている」と話していました。

「相手への恋愛感情がないこと」をはっきりと伝える

このような場合、どう対処するのが正解なのでしょうか。

まず、今回のKさんは、いくつかあるパターンの中でも「味方のおじさん」に分類されると思います。

※味方のおじさんとは……「最近、しんどそうだけど、何かあった? 話なら、いつでも聞くからな。みんなの言うことなんか、気にすんな! 俺がついてるから安心しろよ❤」(出典:以前、会社の上司から私に突然送られてきたLINE。四方を敵に囲まれている後輩だと思われているのかもしれない)など、女性側が何かに苦しんでいる、悩んでいると思い込み、心配するそぶりを見せながら急激に距離を詰めてくるおじさんのことを指します。

あくまで経験上の話ですが、「味方のおじさん」に対して一番効果的だったのは「相手への恋愛感情がないこと」をはっきりと伝えることです。「彼氏が怒るので、今後は仕事以外の連絡は取ることができない」とか彼氏の存在をちらつかせて、隙を見せないようにするのもいいと思います。

逆に連絡を突然無視すると、今度は顔を合わせたときに直接「連絡したけど、返信がないから心配したよ。どうした? 最近、ちょっと疲れてないか? お前らしくないよ。辛いことがあるなら、いつでも頼れよ。メシでも行くか」とか言いながらさらに接近してきてしんどいので、これはあまりおすすめできません。

「後輩の面倒を見るために連絡していただけだ」と逆ギレ

今回のKさんのような「味方のおじさん」は、基本的に「疑似恋愛」を楽しんでいるんだと思うんです。職場と家庭を往復する日常生活の中で、癒しや恋愛の刺激を求めている。そして、好意を抱いた女性にとっては「誰よりも頼れる存在」でいたいのです。だから「俺は味方だ」と言いながら急に距離を詰めようとして、かえって女性から怖がられてしまうというパターンが多いように思います。

実際、社会人としての経験が浅い女性に対して「アドバイスをしてあげたい」という親切心からこのようなLINEを送っている人もいるかもしれませんが、多くの場合は「女性として可愛くて仕方がない」「あわよくば男女の仲になりたい」という気持ち(言ってしまえば「下心」)が隠されているように思えます。

そして「味方のおじさん」は、しつこい連絡に耐えかねた女性から「セクハラですよ」的なことを言われると、結構な確率で「下心ではなく、人生の先輩として後輩の面倒を見るために連絡していただけだ」と逆ギレすることが多いです。

じゃあ、もしですよ。もし本当に人生の先輩としてLINEを送っているだけなのであれば、当然男性の後輩にも同じように連絡をしているはずなんです。以前勤めていた会社の上司から私に送られてきたLINEの画像をご覧ください。

解決にはかなりの体力が必要かもしれません

「後輩の面倒を見ているだけだ」と本人が言う通り、こういったLINEを男性の後輩にも送ってるならいいんです。しかしこの上司は、他の社員たちにはこうした連絡はせず、私やお気に入りの女性社員にだけ2~3日に1回ペースで連絡をしていました。そして女性たちの不満が募り、「仕事に関係のないLINEをしつこく送ってくる」と指摘をされると、案の定「そんなつもりじゃなかった」と言い訳をし、責任逃れをしようとしたのでした。

今回の相談者のように、相手が取引先の会社の人間だと「会社内部での処理」ができない上、仕事に影響が出る可能性があるため周りにも打ち明けにくくなり、解決にはかなりの体力が必要かもしれません。

相手にも社会的立場がありますから、本人は周りに発覚することを恐れます。しつこく連絡をする対象に「周りに言いふらさなそうな子」や「拒否できなそうな子」を選んでいるケースも多いでしょう。

そのため「私は仕事以外であなたに関わるつもりがないので、連絡がしつこければ、場合によっては会社に相談する可能性がある」と相手にはっきりと、強く伝えることが効果的です。

その警告すら無視するおじさんはもう絶対ヤバイので、連絡は無視し、上司に相談するなりしてなるべく関わらなくていいようにしてもらうか、相手と仕事で会う機会があれば必ず誰かに同行してもらうなどしたほうがいいかと思います。もし会社側がその対応すらしてくれず「お前が我慢しろ」などという場合は、その会社も相当ヤバイので私なら辞めます。

居続ける価値もないほどにヤバイ会社だった

私は新卒1年目の頃、会社の役員の男性からのセクハラに対して拒否する姿勢を取ったところ、会社内でその男性から嫌がらせを受けたことがあります(詳しくは〈初出社して、就職先が「ブラック企業」だと気付いたあなたへ〉)。ちなみに、助けてくれる人もいませんでした。この会社は5ヶ月で辞めましたが、今でも後悔していませんし、これからも後悔することはないと思います。なぜなら、居続ける価値もないほどにヤバイ会社だったから。

次に入社した会社でも既婚者の上司からしつこく連絡がきたり体を触られることがありましたが、「仕事以外の連絡を頻繁にされると困るし、最悪の場合、会社に相談して部署異動も考えている」と相手に伝えると、連絡がパタリとなくなりました。

相手に警告をすることで自分の立場が悪くなるかどうかは環境によって変わるので、「絶対大丈夫だ」と断言はできません。組織の中で、自分より立場が上の人間に逆らうことはとっても恐ろしいことだと思います。でも、何か行動を起こさない限り状況は変わらないし、結局最後には、自分の身は自分で守らないといけないのだと思います。

ちなみに相談者の女性からは、「Kさんに『彼氏が嫌がるので連絡をしないでほしい』と伝えたことで、少しずつ連絡が来なくなった」と報告がありました。

彼女や私と同じような悩みを持つ方にとって、もしもこの話が勇気を出すきっかけになれば幸いです。

(吉川 ばんび)

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