「スタメンで出たかった」。大迫勇也の初ELアーセナル戦は16分で幕

「スタメンで出たかった」。大迫勇也の初ELアーセナル戦は16分で幕

  • Sportiva
  • 更新日:2017/09/17

「チーム戦術として『守備的にいこう』という話をしていたので、しょうがないかなと。出場時間が10分程度で、ちょっと足りなかったです」

ケルンの大迫勇也は、試合後そうつぶやいた。

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ケルン・大迫勇也の初ヨーロッパリーグは不完全燃焼で終わった

9月14日に行なわれたアーセナルとのヨーロッパリーグ・グループリーグ初戦。チームは守備を重視した4−1−4−1のフォーメーションを採用し、FWの大迫はベンチスタートにまわった。

ケルンは狙いをシンプルな堅守速攻に定め、相手ボール時は自陣で守備ブロックを構築。25年ぶりに復帰した欧州の舞台で気迫のこもったプレーを見せ、球際では激しく敵を潰しにいった。そのケルンが開始10分で先制。しかし、実力で優るアーセナルに巻き返され、後半に2つのゴールを許した。

大迫に出番の声がかかったのは、1−2でリードされていた76分のこと。日本代表FWの投入でシステムを4−4−2の2トップに代えて攻撃姿勢を強めたが、「点を獲りにいくことには変わりはなかったですけど、いい形で相手にボールを持たれる時間が長くて。厳しかった」という。

それでも日本代表FWは、中盤まで降下したり、サイドのスペースに流れたりして、攻撃の活性化を試みた。しかし、大迫にいい形でラストパスが入らず、さらに1点を奪われて1−3で敗れた。2分間のロスタイムを含めると、キャリア初となる欧州カップ戦の舞台は16分という短い時間で終わった。試合後、大迫は「ほんと10分程度しか出てないので。正直、スタメンから出たかった、という思いはすごくあります」とこぼした。

しかし、すぐに大迫は視線を今後の戦いに向けた。ケルンはリーグ戦で開幕3連敗中。「正直、ヨーロッパリーグどころじゃないという考えがちょっとあります。リーグ戦のほうがほんと大事」と危機感を募らせる。

「まだ戦い方が定まっていない感じがある。監督もつらくなっている感じがする。そのなかでしっかりと、選手の僕らは結果を出さないといけない。次の試合が大事。ドルトムントとのアウェー戦が大事になると思う。アウェーで勝ち点を取れるようにしたいです。チーム全員でやるべきことをやらないと。

チームがうまくいっていない理由は、失点するタイミングが悪い、ということがあると思います。やっぱり、前の2試合とも悪い時間帯で失点している。うまく攻めているんだけど、そこで失点して流れが悪くなるパターンが続いているので。そこをもうちょっと改善したいですね」

大半の時間をピッチの外から眺めていたアーセナル戦については、「(アーセナルは)ひとりひとりがすごく自信を持ってプレーしているなと思いました。やっぱり前の3人(オリビエ・ジルー、アレクシス・サンチェス、テオ・ウォルコット)は能力がすごく高い」と感じたという。

シーズン終了後には、彼らのような名手が一堂に会するW杯も控えている。大迫は「W杯もあるので、そのためにもっといい結果がほしい。もっとゴール前に入る必要があると思います。僕のなかではそう考えています」と気を引き締めていた。

なお、この試合のケルンは、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムで一悶着を起こしている。

ケルンサポーターに割り当てられた観戦チケットは2900枚。しかし、2万人を超えるサポーターが集まり、エミレーツ・スタジアム周辺は大混乱に陥った。柵を乗り越えてスタジアム内に侵入するサポーターも現れ、「安全上の理由」から試合開始が1時間遅れてしまった。

スタジアム内でも異常事態は続いた。「どのようにチケットを入手できたのかわからない」とアーセン・ベンゲル監督が首をひねるほど、アーセナルのホームサポーター用の席にもケルンファンの姿が目立った。特に1−0でケルンがリードして折り返した前半は、彼らのホームゲームのような雰囲気だった。

今回の騒動を受け、UEFAは調査にあたることを発表している。

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