猫が凶暴化する原因と対処方法

猫が凶暴化する原因と対処方法

  • ねこちゃんホンポ
  • 更新日:2017/11/18

猫が凶暴化する原因

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猫の凶暴化の原因は様々で、特定が難しい場合もあります。そのなかでも、特に多いとされる原因は以下の3つです。

恐怖心、トラウマ

猫の凶暴化の原因として、一番多く挙げられるのが恐怖心や、トラウマです。

例えば、愛猫がおもちゃに絡まってしまったり、網戸に爪が引っ掛かってしまったりしてパニック状態に陥ったとします。その時、飼い主さんは急いで愛猫を助けようとしますよね。しかしこの時痛い、怖い思いをしたことを、その場に現れた「飼い主さんのせいだ」と、愛猫が捉えてしまい、攻撃の対象を飼い主さんに転嫁することで、凶暴化が引き起こされるのです。このようなことが原因の凶暴化は、どこのご家庭にも起こり得ることですよね。

何らかの疾患

何らかの病気や、体調不良によって猫が凶暴化する場合があります。てんかんや、先天性の疾患によって攻撃的になったり、何らかの病気が原因の痛みによって情緒が不安定になっている可能性があります。

ストレス

人間同様、ストレスの原因を突き止めるのは非常に難しいことです。例えば、窓の外に見える野良猫に対してのストレスや、鳥や虫などの獲物を捕らえられないということがストレスになっている可能性もあります。その他にも、季節の変わり目や、引っ越し、新入り猫がストレスの原因になることも。

ストレスと言われると「愛情が足りなかったのだろうか」と、ご自身を責める飼い主も多いですが、決してそんなことはありません。愛猫が凶暴化して、ご自身を責めるような飼い主さんなら、きっと愛猫にたっぷりの愛情を注いでいたはずです。

凶暴化の原因を突き止めるために、愛猫が凶暴化してしまった時、いつもと変わったことはなかったか、じっくり思い出してみて下さい。原因は多岐にわたるため、まずは一人で抱え込まず、かかりつけ医に相談しましょう。

猫が凶暴化した時の対策法

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まず、愛猫が凶暴化してしまったとき絶対にやってはいけないこと、それは「怒鳴る」「叩く」「閉じ込める」です。豹変してしまった愛猫を前に、飼い主さんもショックと恐怖でパニック状態になってしまうことが多いかと思います。でも、愛猫だって何の理由もなく、愛する飼い主さんを本気で攻撃することはありません。まずは冷静に対処しましょう。

まずは、初めて愛猫が凶暴化した時の対策法をご紹介します。

目を合わせない

パニック状態になっている愛猫を目の前にすると、つい目を合わせて「落ち着いて」「大丈夫だよ」と話しかけてしまいがちですが、決して目を合わさず、合わせたとしてもゆっくり瞼を閉じることで、こちらに攻撃の意思はないと伝えることが大切です。

動かない

いつもはおっとり可愛い愛猫でも、本気で攻撃されれば大怪我に繋がります。逃げ出したい気持ちは分かりますが、大きな音をたてたり、むやみに逃げ回ると、愛猫を余計に興奮させてしまう可能性があります。

そっとしておく

愛猫が何かに絡まったり、挟まったりしたのを助けようとしたのが原因で凶暴化したと考えられる場合は、無理に助けようとせず、しばらくそっとしておきましょう。ただし、緊急性がある場合は、長袖や長ズボンを着用し、大き目の毛布で愛猫を包み込むなどして処置して下さい。この時点で、洗濯ネットやキャリーバッグに入れることができれば、かかりつけ医に相談するのもいいかもしれません。

初めての凶暴化で、どのような対応をするのかがその後に大きく影響します。この時、怒鳴ったり叩いたり、咄嗟に閉じ込めてしまったりすると、凶暴化が悪化することも多いようです。上記のような対応で、凶暴化が落ち着けばいいのですが、恐怖心がトラウマとなり、ある一定の状況で凶暴化するようになったり、責任転嫁をすることで特定の人物の顔を見ただけで凶暴化したりしてしまう場合は、下記のような方法で、焦らずゆっくりと対策していくことが大切です。

かかりつけ医に相談

猫の凶暴化が繰り返される場合は、まずかかりつけ医に相談しましょう。何らかの疾患が原因になっていないかの検査や、凶暴化の度合いによってフェロモン剤や、抗不安剤などを処方してもらえる場合があります。一人で抱え込まず、必ず専門家に相談して下さいね。

猫が安心できる場所を確保する

凶暴化の原因となった恐怖心の対象物を、猫の視界に入らないようにするのも、方法のひとつです。おもちゃや物なら簡単ですが、移動が難しい場合は、目張りをしたり、他の部屋で過ごせるような工夫をしましょう。

猫ときちんと話し合う

どうやって話し合うの?と思われてしまいそうですが、実はとても大切な方法のひとつです。普段は落ち着いていて、甘える素振りもあるようなら、原因となった事案について愛猫が安心できるよう、話してあげてください。

凶暴化についての体験談のなかで、意外に多かったのが「愛猫の勘違い」です。例えば、何らかの事情で実家に預けた、飼い主さんがしばらく帰宅できなかったという場合に、愛猫が「飼い主さんに見捨てられた」と勘違いしてしまうケースです。「自分は、こんなにも飼い主さんを愛しているのに、裏切られた」という哀しみから、凶暴化してしまうこともあるのです。

「愛猫ちゃんに、ちゃんと事情を説明しましたか?」と言われて、ハッとした…という飼い主さんも多いようですよ。実際に、愛猫ちゃんに事情をきちんと説明し、謝ってから凶暴化が無くなったという声も。猫には言葉が分からないなんて思わずに、話し合ってみて下さいね。

猫の凶暴化は突然訪れる

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「猫の凶暴化」と聞くと、どんな姿を思い浮かべますか?この記事で取り上げる「猫の凶暴化」とは、さっきまでゴロゴロ喉を鳴らしていたのに、急にガブッと噛まれた…なんてレベルのお話しではありません。なかには「猫が怖くて家に帰れない」という飼い主さんも居るほど、深刻な問題なのです。

凶暴化した猫は、目が合うだけでキバや爪を剥き出しにして、必死で飛びかかり攻撃します。何度振り払っても、部屋のなかを逃げ回っても、追い掛けて攻撃してくることもあります。猫の凶暴化は、ある日突然起こります。長い月日をかけて愛猫の凶暴化を抑えるために、試行錯誤している飼い主さんや、攻撃性が高く共存が難しいと判断し、愛する我が子を手放すしか方法がなかったという飼い主さんも居ます。

そんな凶暴化した猫達も、元は飼い主さんが大好きでお腹をだして甘え、いつもどんな時でも、飼い主さんと一緒に居たという子ばかりなのです。猫の凶暴化は、他人事ではありません。今は膝の上で甘えながら眠っている愛猫にも、いつ訪れるか分からないものなのです。

凶暴化した愛猫と離れるという選択

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最初にお話ししたように「愛猫が怖くて家に帰ることができない」ほどに、愛猫の凶暴化が酷い場合は、「離れる」というのも選択肢のひとつだと思います。「愛猫を簡単に見捨てるなんて!」「責任を持て!」という声もあるかと思います。ただ、愛猫と同じように飼い主さんも苦しんでいるということを、忘れてはいけません。

特に「飼い主さんにだけ凶暴化する」という場合は、離れて暮らすことで、愛猫も幸せになれる可能性があります。もちろん、突然愛猫を投げ出してもいいと言っているわけではなく、事情を説明し、責任を持って引き取り先を見つけることが前提です。

出来ることなら、ずっとずっと愛猫と一緒に居たい。でも、このままでは愛猫も、自分も幸せにはなれない。そう考えて、愛猫との暮らしを諦めた飼い主さんもいらっしゃいます。それを無責任だとか、酷いだとかそんな風に責める資格は誰にもありません。出来ることなら、愛猫の一生に責任を持って生きていきたかったのは、紛れもなく飼い主さんなのです。

もし、周りで「愛猫の凶暴化」で悩んでいる方が居れば、「愛情をかけていれば、凶暴化するはずがない」「ストレスをかけたのではないか」「手放すなんてとんでもない」そんな言葉は絶対にかけないであげて下さいね。

まとめ

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私自身も、猫の凶暴化について詳しく知ることがなければ「愛猫を手放すなんて無責任だ」と思ったかもしれません。愛猫が凶暴化したとき、無理にでも抱きしめて落ち着かそうとしたかもしれません。何事も「他人事」ではなく、知識を蓄えることは無駄にはなりません。また、無知が、苦しむ人を更に傷付けることだってあるのです。猫の凶暴化については、原因が多岐に渡ることや、それぞれの環境も大きく影響することから、絶対に効果的な対策法というものはありません。ただ、多くの愛猫家さんが情報を共有することで、愛猫の凶暴化に悩む飼い主さんにとって、解決の糸口が見つかることを心から願っています。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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