<シェフ~三ツ星の給食>(フジテレビ系) ただの高慢ちきにしか見えない天才シェフ・・・説得力欠く天海祐希の大げさ演技

  • J-CASTニュース
  • 更新日:2016/10/20

天海祐希演じる星野光子は世界が認める三ツ星シェフだ。高級レストランの総料理長として地位も名誉も手に入れ、満ち足りた日々を送っていたが、採算度外視、経営軽視に業を煮やしたレストラン支配人が仕掛けた集団食中毒の陰謀で解雇されてしまう。

驕った態度に加え、食中毒シェフの評判は最悪で、次の店が決まらない。そこに現れたのが、友近演じる敏腕テレビプロデューサーだった。小学校の「給食のおばちゃん」として働く光子の密着番組の企画を持ち込んできた。光子は「学校給食なんて、まずいものしか出してないから残飯が出るんです」と豪語し、三ツ星の味を提供するのだが、子供たちから総スカンで、いよいよ残飯の山となった。はたして光子は汚名を返上することができるのか。

ウソっぽいストーリーに入っていけぬ

スバ抜けた実力とスカした態度の主人公が、逆境を跳ね返していくというスタイルは、「半沢直樹」「大門未知子」と同じ分かりやすい筋書きで、だからこそ視聴者を主人公の味方にできるか、どんでん返しが綺麗に決められるか、という話の設定・運びの部分が大切になる。そのためには、第1話で星野光子をいったん理不尽にどん底に突き落とされねばならない。

そうした事情はわかるのだけれど、主人公を突き落とすための外堀の埋め方が雑なのが気になる。採算度外視した仕入れをする天狗シェフを更迭するために、食中毒をでっちあげるアホ経営者。テレビニュースになるレベルの食中毒を出したのにいっさい動かない保健所。さらに、どん底から這い上がっていくはずの主人公にも「何なの?この人」感が残る。既存のルールにとらわれないというよりも、ただの高慢ちきで、「シェフとしては一流」という部分に説得力がない。お客さまのリクエストを歯牙にもかけない傲慢な三ツ星シェフって、大丈夫なのかしら。

視聴者が応援したくならない主人公

もちろん、そうした姿勢に自分で気が付き、技術だけ味覚だけの天才シェフから、真の一流シェフへ成長していくところまで含めてのお話だとは思うのだが、このままでは視聴者が主人公を応援したくならない。

料理にケチをつける子供たちのリアクションも、「うそだろ」というくらい大げさ。「こんなまずいもの食べたことなーい」と口に出す子ども。脚本だからしょうがないのだけれどもウソっぽい。

第2話からは、給食室の流儀VS光子という構図がよりくっきりするはず。天敵(そして途中からは理解者)ポジションの遠藤憲一らと天海との掛け合いに期待かも。(木曜よる10時)

ばんぶぅ

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