パナソニックのCES 2018、有機ELテレビ「VIERA」やUHD BDプレーヤー発表

パナソニックのCES 2018、有機ELテレビ「VIERA」やUHD BDプレーヤー発表

  • マイナビニュース
  • 更新日:2018/01/14
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●映像の明暗再現がさらに向上した4K有機ELテレビ「VIERA」

パナソニックは2018年も、CESにてオーディオ・ビジュアル系の新製品を数多く発表しました。基本的には欧州向けに投入を予定する新製品ですが、それぞれのエッセンスは、これから日本で発表を控えているであろう2018年の新製品にも活きているはずのものばかり。それぞれの内容を整理しながら、今年のVIERAやDIGAについて注目すべきポイントを見ていきましょう。

最初に、欧州向けの4K有機ELテレビ「VIERA」シリーズですが、画質をハリウッドで活躍する映像のプロフェッショナルと一緒に練り上げているのがVIERAの特徴。欧州向けの製品ながら、アメリカの著名スタジオでも、有機ELのVIERAは誕生のころからリファレンスモニターとして多く採用されています。

2018年モデルとして発表されたのは、65型と55型の「FZ950」シリーズと、同じサイズ展開の「FZ800」シリーズです。前者がEZ1000シリーズの後継、後者はEZ950シリーズの後継モデルになります。欧州での発売時期は6月。

2017年のCESで発表されたフラグシップモデルの「EZ1000」シリーズは、日本でも夏のボーナス時期が近づく6月に発売されました。2018年の夏はサッカーのビッグイベントもあるので、2018年モデルのVIERAは、2017年と同じぐらいの時期か、もう少し早く発売されるかもしれません。

映像は現行モデルで好評を得ている暗部の高い再現力はそのままに、明部の階調感とディティールをより鮮やかに引き出せるよう改善を図っています。パナソニックのブースでFZ950とEZ1000の画質を見比べてみたところ、実力の違いは明らかなものでした。映像の没入感と鮮度の高さが際立っています。

新しいVIERAは、HDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツのための新しい技術である「HDR10+」をサポートしています。さまざまなHDR対応機器において、コンテンツ制作者の意図した映像を正しく再現するために、シーンごとに記録されているメタデータを読み取りながら動的に輝度や色、コントラストのバランスを補正する技術です。

○HDR10+の実力をデモンストレーション

HDR10+のパフォーマンスは、デモンストレーションを体験できました。液晶テレビを使って、HDR10対応のテレビとの比較デモです。

やはり明暗の再現力に実力の差がよく現れるようです。VIERAの場合はHDRの技術以前に、テレビそのものが「画づくり」の底力に優れているので、高画質化はHDR10+のメタデータまかせということはありません。しかし、技術そのものが普及してくれば、ミドル価格帯のHDR10+対応テレビにとっても、画質向上の恩恵をもたらすものになるとされています。

HDR10+の規格推進には20世紀FOXとワーナーが参加しているほか、アマゾンもパートナーになりました。2018年は、4K/HDRコンテンツを収録するUltra HD Blu-rayディスクの作品や、アマゾン・プライムビデオの配信コンテンツにも、「HDR10+対応」が広がることになりそうです。

また、上位モデルのFZ950は、パナソニックのハイエンドオーディオブランド「テクニクス」のエンジニアが音づくりに関わった、バータイプのサウンドシステムが一体になっています。201年モデルでは、低音再生を改善するためにウーファーユニット口径を大きくして、スピーカーユニットの容積を約40%高めています。

EZ1000シリーズの音と聴き比べてみると、ボティの引き締まったタイトで力強い低音により、全体の音のバランスがさらに整った印象を受けました。デザインもよりすっきりとしたようです。

●欧州向けUHD BDプレーヤーを一新。Alexa対応も

欧州向けのUltra HD Blu-ray(UHD BD)ディスクプレーヤーも、全4機種が発表されました。パナソニックは、日本ではUHD BDディスクの再生専用機のほかに、レコーダーのディーガも発売していますので、CESで発表された技術やサービスが録画機の方にも反映されるはずです。

上位モデルの「DP-UB820」「DP-UB420」は、システム基板のチップセットが2018年モデルから一新されました。先述のHDR10+もサポートしたことで、同じ技術に対応するテレビ、コンテンツと3点セットで組み合わせたときに、高画質なHDR映像を楽しめます。

さらに新機能の「HDRオプティマイザー」により、通常のHDR10対応テレビとコンテンツにつないだ場合でも、タイトル単位で記録されているメタデータから作品全体の映像を最適なバランスに調節して、鮮やかな映像を再現します。上位モデルのUB820は、Dolby VisionのHDR技術にも対応しています。

操作性の面では、Amazon Alexaを搭載するスマートスピーカーを使って、プレーヤーのディスク再生・一時停止、早送りなどのシンプルな操作を、音声コマンドでできるようになります。こちらはスキルを提供する形での対応です。欧州モデルでの対応後に、Alexa対応スマートスピーカーが発売されている世界各地域に展開されるようです。

●暗所撮影の性能を高めたミラーレス一眼「LUMIX GH5S」

デジタルイメージング関連では、ミラーレス一眼カメラの新製品「LUMIX DC-GH5S」を発表、欧米では2月、日本では1月25日に30万円前後で発売を予定しています。現行モデルのGH5と併売しながら、「S」付のモデルは動画プロユーザー向けのラインナップとして訴求されます。

GH5Sの特徴は、LUMIX史上最高クラスの高感度性能を実現したことです。新しく開発したイメージセンサーは、1画素あたりのサイズを大きくして受光面積が広くなったことで、暗い場所でも明るく情報量に富んだ静止画・動画を撮ることができます。動画撮影は4K/60p記録にも対応。機械学習の技術を応用して、後ろ向きや横向きの人物も正確に認識しながら、自動でフォーカスを合わせ続ける機能も搭載されています。

コンシューマー向けの4Kビデオカメラは「HC-VX1」と、ビューファインダーを搭載する「HC-VXF1」が2018年春から欧米で発売されます。フルHDモデルで初めてライカレンズを搭載した「HC-V800」も注目のモデルです。

ビデオカメラもセンサーの高感度撮影性能を高めたほか、レンズも新たに開発。小柄なボディながらも光学ズームは24倍、広角25mmのワイドアングルを実現しました。一般のユーザーがプライベートライフを高画質な4K映像で記録して、4K VIERAで楽しむといったパナソニック製品による4Kエコシステムがさらに強化されました。それぞれの製品について、日本発売のアナウンスを心待ちにしたいと思います。

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