創成館初V王手 スター軍団大阪桐蔭撃破 明治神宮野球

創成館初V王手 スター軍団大阪桐蔭撃破 明治神宮野球

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/11/14
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決勝進出を決め喜ぶ創成館ナイン

第48回明治神宮野球大会の高校の部は13日、東京・神宮球場で準決勝2試合が行われ、九州地区代表で初出場の創成館(長崎)が近畿地区代表で、優勝候補の大阪桐蔭を7-4で破った。九州地区代表の決勝進出は2013年第44回大会で優勝した沖縄尚学以来、4年ぶり。創成館は1点を追う3回、徳吉涼太(2年)の中前打を足掛かりに4点を奪って逆転。その後も加点し、3投手の継投で逃げ切った。

創成館は14日の決勝戦で四国地区代表の明徳義塾(高知)と対戦する。優勝すれば九州地区に来春の選抜大会の「神宮大会枠」が与えられる。

つかんだ“金星”の大きさに戸惑いの表情が浮かんだ。断トツの優勝候補、大阪桐蔭を撃破した創成館の峯圭汰主将(2年)は「勝てたことにびっくりしている。実感が湧かない。夢のようで…」。本音を漏らし、ぎこちなく笑った。

大阪桐蔭の投手陣は最速146キロのエース右腕柿木を中心に、最速144キロで、190センチの大型左腕横川、内外野もこなす最速148キロ右腕の根尾と質、量ともに他を圧倒。そんな来年のドラフト候補が並ぶスター軍団を、創成館は「ノーステップ打法」で攻略した。

■4年前の“恩返し”

1点を追う3回、峯主将はナインにこう告げた。「ノーステップを(打席の)最初から徹底しよう。高めを捨てよう」。スタンスを広めにとって足を上げずにコンパクトに振る。08年に就任した稙田龍生監督から「追い込まれた時は」と徹底してたたき込まれたスタイルを実践。ビッグイニングの始まりだった。

3回先頭の8番徳吉涼太(2年)の中前打を皮切りに単打だけで計4安打を集中させ、四球と相手失策にも乗じて4点を奪って逆転。相手先発の柿木は近畿大会からこの日の2回まで22イニング無失点を続けていたが、この回限りで降板に追い込んだ。1点差に迫られた5回は横川を打ち崩して2得点。9回は根尾から1点をもぎ取って突き放した。

プロ注目の全3投手から、今大会3試合連続の2桁安打となる12安打で計7得点。新チーム結成以降の公式戦で1試合2失点がワーストだった大阪桐蔭を打ち負かした。稙田監督は「打線は出来過ぎ。こんな力があるんだな」。成長を感じ取り、頼もしげに笑った。

4年前の大会で、沖縄尚学が優勝。九州地区に「神宮枠」が与えられ、その“恩恵”で創成館が翌春の選抜大会に最後の枠で滑り込んだ。同じように創成館が優勝すれば、今度は今秋の九州大会8強の沖縄尚学にも選抜出場のチャンスが生まれる。峯は「そこはみんなで話している。勝って先輩たちの恩返しをしたい。ここまできたら全国制覇しかない」。力強く言い切った。 (大窪正一)

=2017/11/14付 西日本スポーツ=

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