【広島好き】薮田和樹がプロ初完投初完封!今夜先発の岡田も続け!

【広島好き】薮田和樹がプロ初完投初完封!今夜先発の岡田も続け!

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/08/15
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8月12日マツダスタジアムで、薮田和樹投手がプロ初完投初完封を達成。

奇しくもその相手は、カープ入団初年度の2015年7月1日東京ドームで、プロ初登板、初先発、初勝利を挙げていた巨人でした。

今やトレードマークにもなった自身の出囃子曲、ダース・ベイダーマーチのファンファーレが高らかに鳴り響く中でマウンドに上がり、終始、巨人打線をマウンドから見下ろし投げ続けた119球は圧巻のひと言。

「苦しい展開になると思っていたので、何とかゼロで繋いで行けて良かったです」。

この日は、黒田博樹さんが久しぶりにマツダスタジアムを訪れ、ゲスト解説をした試合でした。

その黒田さんが見守る試合で薮田投手が、巨人相手にプロ初完投どころか、堂々シャットアウトして挙げた初完封勝利には大きな感慨をおぼえます。

レジェンドが引退して以降、そのイズムを継承するひとりである薮田投手。そのことは、ヒーローインタビューで語った薮田投手のこの言葉に現れていました。

「自分が投げる試合は特になんですけど、中継ぎ陣に沢山、負担と迷惑を掛けていたので、何とか最後まで投げ切れて本当に良かったです!」。

これで11勝となった若きチームの勝ち頭は、自身の初完投よりも、連投続きだった中継ぎ陣を休ますことを考えて投げていたのです。

黒田さんもそうでした。昨季、疲弊していた中継ぎ陣を守るため、満身創痍の体だったにもかかわらず、続投を志願した姿は、今でもカープファンの脳裏に焼き付いています。

あの黒田博樹のイズムは、今、薮田和樹にしっかりと継承されていたのです。そして今回の先発は、チームの連敗を止める大事なマウンドでした。

「本当に、今日は何としても勝ちたかったです!!」。そう語った右腕の氣魄は最後の1球まで途切れることはありませんでした。

試合は2回裏、西川龍馬選手が、菅野投手のインハイへ抜けたストレートを振り抜いたライトへの第3号ソロホームランでカープが先制。

「上手く打つ事が出来ました!先制点に繋がるホームランになって良かったです」。

ここ数戦の好調で8月6日から7番スタメンが続いていた西川選手、この試合では対菅野で5番から7番まで並べた左打者の中で、6番を打ち、見事結果を残しました。

これが菅野投手から奪った唯一の得点でしたが、両リーグトップの12勝エースから多くの得点は望めません。それだけにこの一発は大きいものでした。

与えられた得点がわずか1点だったことは、菅野投手との緊迫した投手戦の展開で、薮田投手に良い緊張感をもたらしたのかもしれません。

「西川が取ってくれた1点を守り抜くことと、絶対に菅野さんより先にマウンドを降りないっていう気持ちで投げていました」。その強い気持ちは、投じるボールから伝わってきました。

6回表2死で、村田選手をカウント2ストライクからの見事なシュートで決めた見逃し三振。3球三振を奪って威風堂々とベンチへと帰る姿は、まさに赤いベイダー卿そのもの。

100球に到達した8回表では、先頭菅野投手の代打石川選手にヒットを許すも、続く陽選手をアウトローのカットボールで6-4-3の併殺に打ち取りました。

さらには一発が怖いマギー選手も、アウトローへのストレートが見事に決まって見逃し三振。実に素晴らしい圧巻のピッチングでした。

この時点で球数は110球で、8回裏攻撃の先頭打者は薮田投手。ベンチから赤いヘルメットをかぶり、バットを持った薮田投手が姿を見せるとスタンドから大きな歓声が沸き起こりました。中継で応援していたファンも同じ気持ちだったでしょう。

そして9回、今季チームでまだ一度もない完封勝利を目指してマウンドに上がったときには、さらなる大きな歓声が沸き起こりました。

「試合の後半になるに連れて、どんどん歓声が大きくなって、それが自分の力になりました」。

カープファンの真っ赤な大歓声は、1球投げるごとに、その音量とパワーは増していき、薮田投手に力を与えます。

先頭の坂本選手を1−2からの高めシュートで打ち上げさせてショートフライ。

続く阿部慎之助選手には、3球目のアウトハイシュートを打たれてレフト前へのライナーヒット(阿部選手はこれで2000本安打まであと1本)。

しかし、これに動じることなく村田選手を初球、外のカットボールで打たせてセカンドゴロ併殺。薮田和樹投手がプロ3年目で初完投初完封を達成した瞬間でした。

最後の打球を菊池選手と田中選手が捌いて、不動の二遊間はガッツポーズ、それを見届け確認した會澤捕手もガッツポーズ。

薮田投手はホッとした笑顔で會澤捕手とガッチリ握手してから抱き合ったのですが、本人よりも周りがガッツポーズしていたのが印象的でした。

「先頭フォアボールとか、四死球も沢山あって、2桁安打ぐらい打たれているようなピッチングだったんですけど、本当に野手の方がしっかり守ってくださったんで、ピンチもゲッツーで切り抜けられたんで、本当に良かったです」。

しっかりとゲットしたウイニングボールは誰の手に届くのでしょうか?

5月に入籍したKarunaさんにでしょうか?それとも、タクシーの運転手をしていた時、たまたま乗った松田オーナーに亜細亜大学を卒業する息子・和樹を推薦した母の昌美さんにでしょうか?

初勝利のウイニングボールは、お母さんに手渡ししてプレゼントしたそうですが、そう考えると、こちらまで幸せな気持ちになります。

超攻撃的オーダーの巨人打線を最後までミスすることなく、完封シャットアウトした薮田投手。お立ち台の最後、カープファンにメッセージを送りました。

「本当に、これから残されたシーズン、厳しくて、本当に苦しい戦いが続くと思うので、これ以上……」。

や、薮田投手!肝心なところで噛んでしまいましたっ!「え!?やってしまったぁ!!」と、両手で顔を覆って天を仰いだ薮田投手。

きっと興奮気味に喋っていたので、最後の最後の締めで何が何だか分からなくなったのでしょう。これが、この日薮田投手が唯一見せた痛恨の“ミス”でした。

またもや巨人から、そして今回は生まれ故郷広島のマウンドで達成した自身の節目の記録。

この初完投、初完封勝利も、薮田投手にとって忘れられない記憶になるでしょう。それは、お母さんをはじめとした家族にも、そしてもちろん僕らカープファンにも。

薮田投手、プロ初完投、初完封、本当におめでとうございます!!

今夜の巨人戦も、J SPORTS 1が試合開始から終了まで、独占生中継します。

先発は現在10勝の岡田明丈投手。薮田投手に続く11勝と、チームの連勝を掛けてマウンドに上がる、もうひとりの若き右腕のピッチングにも大きく期待です!

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