転職マーケットは2018年上半期も活況!特に求人ニーズが高い業種・職種は?

転職マーケットは2018年上半期も活況!特に求人ニーズが高い業種・職種は?

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/12

厚生労働省「平成28 年雇用動向調査」によれば、平成28年1年間における男性の転職入職者数は237万7700人で転職入職率は8.7%、女性は転職入職者数が240万300人で、転職入職率は11.3%となっている。
そんな中、総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリアでは、同社が運営する転職サービス「DODA」において「転職市場予測2018上半期」を発表した。

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その報告によれば、2018年上半期(1月〜6月)の転職市場全体における求人数は、引き続き豊富な状況が続き、転職希望者にとって売り手市場が続く。全11分野のうち[増加]が5分野、[緩やかに増加]が3分野、[横ばい]が2分野、[減少]が1分野と見込んでいる。

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IT・通信
・実用化が進むAIを中心に、あらゆる業界でIT投資が活発化

ITエンジニアの求人数は2017年に引き続き、非常に豊富な状況が続くだろう。業界を問わずIT投資が活発であることに加え、恒常的に人材不足の状態が続いていることもあって、当分の間求人ニーズの減少はなさそうだ。
基幹システムや業務システムの開発・リプレイスはもちろん、大手企業を中心にIoTやAI、RPA、フィンテックといったキーワードに代表される新しいテクノロジーを実用に落とし込むための新規プロジェクトが次々とスタートしている。こうした案件の多くでは大規模なデータを扱う必要があるため、今後もデータを扱うエンジニアは引く手あまたの状況が続きそうだ。

電気・機械
・求人ニーズは堅調。業種・製品の垣根をまたぐ転職も当たり前に

自動車・自動車部品メーカーをはじめ、車載機器向けの電子部品、半導体などを中心に、製造業全般で採用熱は引き続き高い状況が続く。製造業では1〜3月は求人数が減るのが通常だが、そうした季節要因を帳消しにして余りある求人ニーズがある。
その背景として、将来に向けた先行開発の面での求人ニーズ、さらに量産開発でも開発スピードとコスト削減が強く求められていることが上げられる。働き方改革の影響などで生産性アップと適正な人員配置の取り組みが進んでいることもあり、人員補強のための求人ニーズは堅調。機械系、電気系、組み込みソフトウェアを問わず、エンジニアの不足感は慢性化しつつある。

化学・素材
・自動車・半導体業界の好況を受け、化学系エンジニアのニーズは高い水準を維持

自動車の躍進に引っ張られる形で、ガラス繊維や炭素繊維などを材料に用いるFRP(Fiber Reinforced Plastics=繊維強化プラスチック)、セラミック、フィルム、塗料、電池など、自動車メーカー、自動車部品メーカーを顧客とする化学・素材メーカーの求人も堅調だ。
また、自動運転システムや車載機器、グローバルで市場を拡大するスマートフォンなどに向けた半導体を用途とする材料へのニーズも高く、やはり求人は多い状況。
職種では、素材開発のほか、製品の輸出先または生産拠点のある各国の法規制、環境・安全基準をクリアするための品質管理のニーズが継続的に続く。また、工場における製造オペレーターの求人も引き続き増加している。

建築・土木
・新築から既存物件の保全・有効活用へと移行。異業種への転職チャンスも広がる

建築・土木技術者の求人数は、緩やかに上昇する見込み。2020年の東京オリンピックに向けてニーズが高まっていた交通機関や観光・商業施設の整備に関わる求人は、オリンピック開催決定後に急増したのに比べると一段落した印象だ。その一方で、既存の建物の改修・リフォームに関わる求人ニーズが増えてきている。大規模インフラについても老朽化対策の必要性は引き続き大きく、建築・土木の人材不足感はいまだ高い状況だ。求人が増えるもう一つの背景として、建設業以外の業種で建築・内装の技術者に対するニーズが高まっていることが挙げられる。

金融
・マイナス金利政策の影響で、求人は専門職と投資に対応するニーズに限定的

金融業界の求人数は、やや減少する見込みだ。銀行は、2016年から続くマイナス金利政策の影響が大きく、収益の悪化がより顕著になってきた。主要な銀行では店舗集約とITによる効率化で業務量を大幅に削減する方針を打ち出しており、一部の専門部署以外は、採用は欠員補充などに限定されている状況だ。

メディカル
・バイオベンチャーでの研究職採用が活発。異業種からの受け入れも増加傾向に

(1)MR
業界全体で見るとMRの数は減少しており、求人も落ち着いているが、2018年上半期では、新薬開発などのタイミングに合わせてスポットで求人ニーズが高まる可能性はある。

(2)臨床開発
製薬会社では、これまでCROに任せてきた試験の一部を社内で行なう企業が出てきており、CRAの採用は活発化している。一方で、CROにまとめて試験を委託する製薬会社もあるが、CROでは新卒で入社したCRAが戦力化しており、中途で未経験CRAを採用するニーズは高くない。
CRO:Contract Research Organization/開発業務受託機関/医薬品の研究・開発を請け負うアウトソーシング企業

(3)研究職
研究職のニーズは引き続き高く、特にバイオベンチャーでの採用熱が非常に高くなっている。また、大手製薬会社では、一部開発の領域にまたがるが、臨床企画や試験で得られたデータの解析などを行なえる人材を求めている。

(4)医療機器営業
求人数は微増の見込みだが、ここ最近の傾向としてMR経験者が医療機器営業に転職している事例が増えている。

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営業
・無形商材だけでなく有形商材の求人も増加傾向。チャンスの広がる市況に

ここ数年、増加傾向にある営業職の求人数は引き続き豊富な状態が続くだろう。 例年どおり1〜3月にかけては、多くの会社が4月の期初に向けて採用を活発化させるため、この時期に関してはさらに求人数が増えると見込まれている。
特に採用が活発なのは人材サービス、アウトソーシング、広告、IT、Web広告といった無形の商材・サービスを扱う業界だが、その一方で消費財メーカー、飲料品メーカーなど有形商材を扱う大手企業の求人も増えている。学生の減少や学生の志向性の多様化によって、新卒採用に重きを置いていた多くの企業が新卒だけでは人材を採用しきれなくなったという背景があるようだ。

人事・経理・総務
・事業部門との距離が近づき、ビジネスと連動した管理部門へ

人事・経理・法務など管理部門の求人数は引き続き増加していくと見込まれる。 各職種ともこれまでの定型的な業務に加え、事業再編、事業提携、新規事業参入、M&A、ガバナンス強化、労働人口の減少、働き方改革など、企業が抱えるさまざまな重要課題に対して積極的にアプローチできる人材へのニーズが高まってきた。特にスピードを重視する企業においては、管理部門の一部機能を事業部門内に設置するような動きも見られるようになった。

企画・マーケティング
・事業やサービスを引っ張ることができる“課題発見力”がある人材にニーズ

この背景には、人員が充足されないまま、新たに求人が増えていく状況がある。企画・マーケティング職のミッションは、新しい市場の開拓、それに伴う商品・サービスの開発、生産性向上など、事業そのものへのインパクトが大きいため 、厳選採用となる傾向があるのだ。

販売・サービス
・コンビニや専門店は引き続き活況。2020年に向けてホテルの求人ニーズも増加

コンビニエンスストアや小型スーパーのほか、ドラッグストア、紳士服店といった専門店は引き続き求人ニーズの高い状態が続いている。特にコンビニエンスストアは店舗が増えているだけでなく、独自商品の開発に注力する企業が増えているほか、ネットショッピングの中継点にもなるなど小売りにとどまらないビジネスを展開し始めていることからも、しばらくは総合職を中心に活発な採用が続きそうだ。小売店以外では、塾の教室長や講師の求人ニーズが依然として高く、ホテルのフロント職などの求人も増えている。

クリエイティブ
・旧メディアからWeb・スマホへの移行が顕著に。求められるのは数字の強さ

クリエイティブ職の求人数はわずかな増加にとどまるだろう。 ただし、職種によって増減があります。Webの動画配信やスマートフォンゲーム関連の求人が大幅に増加しており、テレビ番組やCM制作、コンシューマゲーム機に携わっていたクリエイターがそれらのデバイス・メディアへと活躍の場を移す流れが顕著だ。

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関連情報

https://doda.jp/guide/market/

構成/編集部

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