結婚式の準備ですれ違う日々...衣装合わせの後に彼はそそくさと消えた【浮気事件簿・前編】

結婚式の準備ですれ違う日々...衣装合わせの後に彼はそそくさと消えた【浮気事件簿・前編】

  • Suits-woman.jp
  • 更新日:2021/11/25

横浜の探偵・山村佳子が調査した男と女の浮気事情。そこからわかる恋愛の表と裏を読み解いていく連載です。

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女友達でもいいから、一緒にいたい

今回の依頼者は、IT関連会社に勤務する千恵美さん(仮名・30歳)です。同棲2年、5年交際した彼と、コロナ禍が落ち着いたことで結婚式の準備中だと言います。

ボブヘアでガーリーな雰囲気の千恵美さんは、ふっくらとしていて、誠実で優しそうな女性です。

「私は幼い頃からこの体型でいじめられることが多くて…。また今回もいじめられようとしているんです」と涙目になりながら、カウンセリングルームにいらっしゃいました。ひとしきり泣いた後、「ごめんなさい。気持ちが高ぶって取り乱してしまって。申し訳ないです」とおっしゃって、私たちに調査を依頼するまでの経緯を説明してくれました。

「私と彼は8年前、お互いが22歳のときに就職活動で出会いました。彼は名門大学出身ですし、まぶしい人でした。私は美大で、UI(ユーザーインターフェース)のデザインを専攻している、ちょっと“陰キャ”な大学生。そんな私のことを“おもしろいね”と言ってくれて、連絡先を交換したのがきっかけです」

彼は千恵美さんの何かにピンと来たのでしょう。友達になってほしいと言われたそうです。

「彼はモデルみたいなシュッとした女性とばかり付き合っていて、私のことは恋愛として対象外だったんだと思います。だから気軽にランチや美術展に誘ってきて“千恵美さんといると気楽だな~”なんて言っていました。私は彼のことが大好きだったので、“女として好かれていることがバレては、この関係が崩れてしまう”と恋心を必死に隠していました」

彼の女友達という地位にいれば、少なくとも嫌われることはないはず。あからさまなアピールができないので、気持ちを押し殺しつつ、“よい人”になろうと努力していたそうです。

「私にとってのよい人とは、相手の長所を認め、嫉妬せず、教養豊かであること。彼が目の前にいてくれるだけで嬉しい、と思うようにしました。その思いが伝わったのか、友達になって3年目に彼がクルマを買ったというので、ドライブに連れて行ってもらったとき、“今日から恋人になってください”と告白されました」

恋人としての5年間は、波乱万丈だった

彼の両親の強い望みでやりたくない結婚式を行う

25歳から交際スタート。この5年間は波乱万丈だったそう。

「まず私が、LA支社に赴任されたことです。この1年間はあまりにも多忙で全く会えませんでした。でも、ちょうどその頃、彼の忙しさのタイミングと合ったので、ここはすり抜けられました。やっと日本勤務になり、ホッとしたのもつかの間、彼が実家を出て同棲しようという話になった時、彼のお母さんが入院したり、おばあさまが亡くなったりと…本当にドタバタしていました」

そして、コロナ禍直前にやっと同棲をスタート。彼は結婚したがったそうですが、千恵美さんのお父さんが「同棲で見極めてから入籍しても遅くない」と反対したのだそうです。

「父は彼がチャラいことに対して、“要観察”と判断を下したんです。私としては大好きな彼なので、早く結婚したかったのですが、あの優しい父がそこまで言うのは何かあるということだと感じました」

しかし、2年間、彼は千恵美さんにもその両親にも誠実に接し続けました。そこで千恵美さんの父もやっと結婚を許してくれたのだそうです。

千恵美さんは結婚式はしない方向で調整していたのですが、彼の両親が「結婚式くらいしなさい!」と怒ったそう。

「そこで、私が今、式場を押さえて招待客リストを作り、席を決めたりするあの超面倒な一連の作業をしているんです。私も仕事は忙しいのですが、彼は、外資系の銀行に勤務する傍ら、イースポーツ関連の会社を同級生と立ち上げたばかりで超多忙。私が主に動いています。やりたくもない結婚式のために時間を使い、彼とすれ違い続けるのが本当に辛いんですが」

それも愛する彼とその両親のため。結婚式準備のために、寝不足になることもしばしば。

「こんなことを言うのはなんなんですが、この結婚式準備においては、私ばかりが損しているんです。彼は忙しいを口実に“千恵美さんに任せる”と言ってくるばかりで。それなのにこの前の夜、私がくたくたになって席札のチェックをしているときに、なんと彼がハートマークだらけのLINEをしているのを見てしまったんです」

千恵美さんはハッと思ったけれど、スルーしたんだとか。彼は見られたことに気付いたところもなく、のんきにしていたそうです。

「彼に浮気相手がいるとしたら、私が知っている人です。それは彼の元彼女で、私が彼と交際していることを面白く思っていないはず。会ったことがあるのですが、ちょっと意地悪な人で、私の体型をからかったり、私がダイエットしているときに“私、食べても太らないんだよね”と言いながら、私の目の前でクロワッサンを食べていたような人なんです。でも見た目は彼の好みです」

千恵美さんはそう言って泣いていました。「いろいろあるのですが、今後のためにも証拠を押さて、もしもの時のために持っておきたいんです」

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スマホの画面には、大量のハートマークが踊っていた。

※本連載はプライバシーを配慮し、一部内容を変えています。

衣装合わせの後、彼が密会する女性に語った本音とは…【後編】に続きます。

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