「煙と蜜」大正時代、“18歳差”の愛の物語が心の健康にいい【編集部員が選ぶアニメ化してほしい作品】

「煙と蜜」大正時代、“18歳差”の愛の物語が心の健康にいい【編集部員が選ぶアニメ化してほしい作品】

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  • 更新日:2021/05/03
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『煙と蜜』 第一集 長蔵 ヒロコ(著/文) - KADOKAWA

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日本では毎クール大量のアニメ作品が放送されています。原作は、マンガ、ライトノベル、ゲームなど様々です。読者のみなさんの中にも、アニメ化してほしい作品を考えると1作品は思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか?

本稿では、春の大型連休“ゴールデンウィーク”にあわせて、アニメ!アニメ!編集部員的“アニメ化してほしい作品”を紹介しています。

『煙と蜜』

概要・ストーリー

花塚姫子12歳、土屋文治30歳。ふたりの関係は「許婚」だった――。西洋のモダンな文化が広がり始めた大正時代。

華やかで活気に溢れたその空気の中で、「文治さま」「許婚殿」と呼び合うふたりは、18の歳の差を超え、ゆっくりと愛を育んでいく。

選んだ理由orおすすめポイント

本作は、『ルドルフ・ターキー』でアメリカ黄金期を活写した長蔵ヒロコさんの最新作。大正時代の名古屋を舞台に、ある少女と男性の許嫁の関係から始まる愛の物語を描いています。そんな本作は、主人公・姫子と許嫁である文治をはじめ、登場キャラクターがみんな魅力的なんです!

主人公の姫子は、親同士が決めた18歳年上の許嫁・文治に恋する12歳の少女。「許嫁殿」と呼ばれることに悩んだり、大人の女性に近づきたくて香水をもらったり……。とにかく“健気”。文治の言動や仕草に顔を赤らめる姿は、読んでいてとても微笑ましい気持ちになります。

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一方、姫子の許嫁・文治は現代でいう“スパダリ”で、姫子は彼のことを“とても素敵な大人の男(ひと)”と表現。いつも彼女のことを優しく見守りながら穏やかな交流を続けています。そんな彼の職業は、軍人。第2巻収録の「敬礼と笑顔」では、姫子には見せない“軍人・土屋文治”としての一面が。アニメーションで観たいストーリーのひとつでもあります。

また、本作は繊細なイラストも魅力のひとつです。華やかで西洋のモダンな文化が広がり始めた大正時代。着物、洋服で行き交う人たちや生活風景を鮮やかに描き出しています。各話で異なる姫子の着物のデザインはどれもかわいらしくオシャレで、食事シーンは、読んでいてお腹が減ってくるほどのクオリティとなっています。

12歳の姫子と30歳の文治――18歳差の2人が少しずつ心を重ねていく様子は、“尊い”という感情がぴったり当てはまりました。アニメ化した際には、どんな声優陣が演じるんだろう…、制作会社は…と妄想が止まりません。

大正時代の名古屋を舞台に描かれる、愛を育む姫子と文治の物語。繊細で儚さが漂う描写と“尊い”という感情であふれるストーリーを、美しい“アニメーションで観たい”と我侭にも思ってしまいます。

まだ読んだことのない方は、ぜひコミックスを手にとってお話を楽しんでいただきたいです。読んだことのある方には、ひとつでも共感できるようなポイントがあれば嬉しいです。

(C)Hiroko Nagakura 2019

星泣

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