「菅さんも暗いが、枝野さんも暗い」...野党第一党の支持率が上がらないのは枝野幸男代表のせい?

「菅さんも暗いが、枝野さんも暗い」...野党第一党の支持率が上がらないのは枝野幸男代表のせい?

  • 文春オンライン
  • 更新日:2021/02/22

「本当にダメだねえ」

【写真】この記事の写真を見る(2枚)

自民党幹部が思わずこう苦笑したのは、2月12日公表の時事通信の世論調査で示された立憲民主党の政党支持率だ。自民党の約7分の1の3.8%。菅義偉首相が指揮するコロナ対策の迷走に加え、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の問題発言というメガトン級の爆弾が炸裂したのに、野党第一党の支持率は上がらぬままだ。

No image

コロナ禍では大好きなカラオケにも行けない ©文藝春秋

「菅さんも暗いが、枝野さんも暗い。野党人気が上向かないのは、ひとえに枝野さんの不人気のせい」(政治部記者)

立憲の枝野幸男代表(56)も、菅氏の陰で地味に迷走し続けている。年内にある衆院選に向け、各選挙区で一定の固定票を持つ共産党との選挙協力は必須だが、いま一つ前に進まない。1月25日、ジャーナリストの田原総一朗氏と面会。国民民主党や共産との連合政権について「私は共産と組むことに抵抗はないが、党内にアレルギーがある。だから、あんまり表立って言えない」と吐露した。本音は共産との協力に前向きかと思わせたが、コロナ対策の特別措置法改正では立憲は自公とともに賛成に回った。共産が反対した事例については、「こういう形がいい」とにんまり。「優柔不断さは、国民民主党の玉木雄一郎代表と変わらない」(前出・記者)。

岡田氏らの「新グループ結成」報道の裏側

こうした枝野氏の姿勢が“誤報”につながったと見る向きも。「立民の岡田克也氏らが新グループ 共産との『連合政権』構想に反対」。読売新聞は2月4日、岡田氏ら党内の保守系議員約10人が「中道路線」を掲げて、小選挙区で勝つという意味を込めた「小勝会」を結成したとする記事を配信。しかし、岡田氏はツイッターで「不正確かつ不誠実な記事」と即座に否定。参加が報じられた小川淳也衆院議員も「共産党との距離感を話し合った記憶はありません」とツイッターで呟いた。

「枝野氏が中途半端で対共産党の方針をきちっと打ち出さないから、思惑含みで記事を書かせる勢力がいるんです」(政治部デスク)

かつて枝野氏は「私は政策の人と思われているが、実は政局の人だ」と強調したことがある。保守的な姿勢を売りにした安倍晋三前首相に対しては「私こそ保守本流」とことあるごとに標榜したが、「保守」と言わない菅氏が首相に就くと「保守」を封印した。

立憲関係者曰く「定見があるように見えて、ないのが枝野氏。自称する通り単なる政局好きなのかもしれません」。だが政局好きのわりには、小池百合子都知事のように機を見るに敏でもないのが残念なところ。立憲の支持率を見ていると、政権交代は夢のまた夢だ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月25日号)

「週刊文春」編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加