EU、ウクライナ輸入品の関税撤廃措置を1年延長

EU、ウクライナ輸入品の関税撤廃措置を1年延長

  • ロイター
  • 更新日:2023/05/26

[ブリュッセル 25日 ロイター] - 欧州連合(EU)は25日、ウクライナからの輸入品に対する制限の一時的停止をさらに1年間延長することで合意した。

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欧州連合(EU)は5月25日、ウクライナからの輸入品に対する制限の一時的停止をさらに1年間延長することで合意した。ウクライナ西部フメリニツキー州で4月19日撮影(2023年 ロイター/Gleb Garanich)

ウクライナのゼレンスキー大統領はEUの決定に謝意を示し、EU加盟に向けて必要な基準を満たす努力を継続すると表明した。

EU理事会は、25日の会合でEUの貿易担当閣僚が延長に合意したとツイッターに投稿した。

EUは2022年6月、関税などの1年間撤廃を決定していた。

ゼレンスキー氏はビデオ演説で「われわれがEUに加盟する過程で、これまで一時的だったこの自由化を例外や制限のない恒久的なものにしなければならない」と述べた。

関税の一時撤廃を巡っては、ポーランドやハンガリーの農業団体から不満が噴出、4月にはウクライナ産穀物の一部禁輸措置に踏み切った。両国は黒海から輸出できないウクライナ産穀物の中継地となっていた。

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