英語力で平均年収はこんなに変わる!その差が最も大きくなる世代・性別とは

英語力で平均年収はこんなに変わる!その差が最も大きくなる世代・性別とは

  • MONEY PLUS | くらしの経済メディア
  • 更新日:2021/02/21

コロナ禍によるリモートワークで、意外と気づいたことがあります。通勤時間がなくなり、1日に使える時間が多くなったことです。趣味に没頭する、家族との時間をより多く過ごすなど、様々な使い方があると思いますが、それまではやりたくてもできなかったスキルアップを図る人もいるそうです。

特に外国語学習は、オンラインで気軽に参加できる上、アフターコロナ期の社内改変、転職などで有利に活かせる可能性もあるため、静かに人気を博しているようです。そんな中、求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレントが興味深いデータを発表しました。コロナ前とコロナ後では、英語力が年収に与える影響が大きくなっているというものです。

調査対象は男女の求職者で、同社の求人サイトで企業側からスカウトがあった人。このデータをもとに、外国語学習の代表格である「英語」が、どう年収に影響するのかをご紹介します。

コロナ後の転職活動 英語力でより年収増

まず始めに【英語力別、コロナ前とコロナ後の年収比較(男女合計)】を見ていきましょう。

No image

このグラフから分かることは、日常会話レベル・ビジネスレベルとも、いずれの年代においてもコロナ後のほうが各企業から高い年収でスカウトされていること。日常会話レベルでは40代の年収が57万円増、ビジネスレベルでは50代の年収が83万円増と伸長しています。

コロナ後、英語力や様々なスキルを持ち合わせた「強い即戦力を持つ人材」に大きな期待が寄せられていると考えられます。また、日常会話レベルの40代が57万円増なのに対し、50代になると6万円増と伸び幅が極端に短くなっている点も注目したいです。

このグラフから推測できることは「50代のビジネスレベルの英語力を持つ人材を求める企業が多い」「40代の日常会話レベルの人材を、50代までにビジネスレベルの英語力まで高めてくれることを期待している」ということです。逆に言うと「50代でビジネスレベルの英語力がない場合は、ノンスキルの人とさほど変わらない」ということでもあり、これから英語力を身につけスキルアップを図るのであれば、相当な努力が必要と言い換えることもできます。

英語力がある50代女性のニーズが高い

また、前述のような傾向は、特に女性のビジネスパーソンに対して強くなっているようです。次に【コロナ前とコロナ後の英語レベルに伴う年収差の比較(女性)】を見ていきましょう。

No image

女性ビジネスパーソンの日常会話レベル、ビジネスレベルそれぞれの英語力の年収差の比較では、コロナ前・コロナ後とも、年代が上がるにつれて年収差に大きな差が生まれています。

特に50代では、コロナ前の差は約1.4倍だったのに対し、コロナ後の差は約1.7倍に伸長。その年収差は271万円にも及び、企業がビジネスレベルの英語力を強く求める傾向が、ここでも示されています。

ビジネスレベル英語の女性、平均年収は50代で約2.2倍に!

そう考えると、さらに気になるのが、ノンスキルと、ビジネスレベルの英語力を持つ女性ビジネスパーソンの年収の差です。ここでさらに【コロナ後の英語力をもつ女性の平均年収と、国税庁調査の女性平均年収比較】を見ていきましょう。

No image

このデータは、国税庁がコロナ前の2019年に行った「女性の平均年収」を元にしたものですが、この時点ですでにノンスキルとビジネスレベルの英語力を持つ50代の女性ビジネスパーソンの年収差は約2.2倍となっています。

前述の通り、コロナ後はビジネスレベルの英語力がさらに求められ、年収にも反映される傾向が強いことから、さらにこの差は広がっていくことが予測されます。

オンライン化加速で英語力が重要に?

これまでに紹介した傾向を要約すると、下記のようになります。

○英語力を持つビジネスパーソンは全年代、レベルを問わずコロナ後に年収がアップする傾向がある
○特に50代女性で、ビジネスレベルの英語力を持つビジネスパーソンへのニーズが高い
○コロナ前にして、ノンスキルと、ビジネスレベルの英語力を持つ女性ビジネスパーソンの年収には約2.2倍もの開きがある

ここから推測されるのは、コロナ禍で以前より世界中に浸透しつつあるオンラインでの諸外国とのビジネス交流は、アフターコロナ期にもさらに飛躍するであろうこと。さらに、コミュニケーション力が豊かで経験豊富な50代の女性ビジネスパーソンへの期待が高まっていることなどです。

言うまでもなく、ノンスキルの人が、ビジネスレベルの英語力を身につけるのは容易いことではありません。しかし、コロナ前よりも使える時間は増えています。こういった時間に英語力を身につけることができれば、アフターコロナ期には大きな武器になりそうです。

「巣ごもりでも何をしたら良いかわからない」「外出しにくい今、時間を持て余している」という方は是非トライしてみると良いと思います。

No image
No image

出典
【調査期間】
(1)コロナ前:2019年4月~2020年3月
(2)コロナ後:2020年4月~2020年9月
【調査対象】
Daijob.comに掲載している企業からスカウトを受けた日本国籍の求職者
【調査人数】
(1)コロナ前:7,806人(男性・3,363人 女性・4,443人)
(2)コロナ後:4,432人(男性・2,662人 女性・1,770人)

(松田義人)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加