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戸嵜嵩大「『ハイキュー!!︎』に登場する、あの学校ってもしかして...」

戸嵜嵩大「『ハイキュー!!︎』に登場する、あの学校ってもしかして...」

  • WANI BOOKS NewsCrunch
  • 更新日:2021/07/21
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V.LEAGUEのV1チーム「VC長野トライデンツ」でプレーするバレーボール選手・戸嵜嵩大(とざき・たかひろ)に単独インタビュー。今回はオフの日の過ごし方について聞いた。

戸嵜選手は意外にも(?)アニメを見るのが好き。いま人気を集める『ウマ娘』をはじめとする、いろいろなアニメ作品に勇気づけられたこともあるという。もとはネガティブな性格で、なかなか友だちができなかったという戸嵜選手は、いかにして現在のような「ポジティブ」な考え方を持つようになっていったのだろうか――。

『ハイキュー‼』には「僕?」と思うキャラクターがいる

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▲ステキな笑顔で撮影に応じてくれた

――オフの日はアニメを見ることもあるということですが、どんな作品を見るんですか?

戸嵜:なんでも見ます。オタクっぽいもの、そうでないのも見ます。『キングダム』は大好きですし、漫画だとスポ根系だとかヤンキーものなどを読みます。やっぱり漫画から学ぶことが多いんですよね。

――感情移入できる?

戸嵜:いまゲームの『ウマ娘』が流行っていますけど、アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』も好きです。絵はオタクっぽいんですけど、内容としてはめちゃくちゃスポ根なんです。3度の骨折から立ちあがって優勝したキャラクターがいたり、強いチームにいたんだけれど「自分の走りがしたい」と違う場所に移って走っているウマ娘がいたりするんですね。

僕も中学時代に大きなケガをしましたし、社会人になってチームの移籍もありましたから「これはもしかすると自分かも知れない」と、自分に重ねて見ましたね。「この娘(こ)も自分の走りを追求したいんだな」と。

――漫画『ハイキュー‼』(集英社)には、戸嵜さんの出身校がモデルになってるんじゃないかと思われる学校が出ているとか。

戸嵜:そうなんですよ。ぜひ確かめたいんです。作者さんとつながりないですか?(笑) 作品に登場する「音駒高校」のモデルが、僕の出身校の駒沢高校なんじゃないかと思っているんです。

僕は高校のとき、髪がワンブロックのアシメだったんですけど、音駒高校の背番号1(黒尾鉄朗)もアシメで、ポジションは違うんですけど、顔も若干似ている気がしていて。あれは僕なんじゃないかと思うんですけど、その真意を確かめたいんです。

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▲イラストを描くという一面も教えてくれた

――作品に登場した時期も重なっているということですか?

戸嵜:ほぼ重なっていますし、ユニフォームも駒沢高校とそっくりなんですよ。駒沢高校は吹奏楽部が強いので「音」と、駒沢の「駒」とくっつけて「音駒高校」にしたんじゃないかというのが、僕の推察です。

――戸嵜さんは、ご自身でもイラストを描いていますね。

戸嵜:iPadで描いています。最近もインスタにあげたんですけど、『ウマ娘』だったり『北斗の拳』を描いてみたり。いつか、そうやって絵を描くことにも携わってみたいですね。

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「バレーをやめる」に気持ちが傾いたこともあった

――ご自身を「ポジティブ」と表現していますが、それは生まれもったものですか? それとも意識してやっているのでしょうか。

戸嵜:意識してやっていますね。もとはめちゃくちゃネガティブな性格なんです。前のチームにいたときは、すぐ弱音を吐いていたんです。何かあると先輩に話を聞いてもらっていましたね。

そのなかで、日本代表でもある髙橋健太郎選手に「そんなんじゃ、周りに人が寄ってこなくなるぞ」って言われたんです。「ポジティブな人にこそ、人は集まってくるんだ。前向きに発信していたら、みんなもついてくるから」って。それで「たしかにそうかもな」って思うようになったんです。表に見えるところだけでも、とにかくポジティブにいようって。

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▲先輩・髙橋健太郎選手からの言葉が胸に響いたと語る戸嵜選手

――もとは暗い性格だったんですね。

戸嵜:めちゃくちゃ根暗ですよ。自分から話しかけるようなことができない性格だったので、高校でも大学でも、なかなか友達ができなくて。高校と大学時代を合わせても友達と呼べるのは5人くらいしかいませんでした。

――それが髙橋選手からもらった言葉で変わったんですね。

戸嵜:大学時代にチームから内定をもらって、チームに合流して1週間で試合に出してもらえることになったんですけど、僕は強豪校の出身というわけではなかったので、ずっと「ダメだ、ダメだ……」って弱音ばかり吐いていたんです。

そのときも、髙橋選手が「お前には期待なんかしてない」って。「だから、考えすぎて小さなプレーをやってベンチに下がっていくより、思いっきりやってドシャット〔スパイクをまともにブロックされること〕を食らったほうが、俺は見ていて面白い」というような言葉をもらったんですね。それで心が楽になった。

僕のバレーボール人生で、一番良かった試合は今のところデビュー戦だったと思っているんですけど、あの言葉で人生が変わったなと感じています。

――見ている限りでは「なぜネガティブになるんだろう?」と思ってしまいます。戸嵜さんでも劣等感を抱く出来事があったのでしょうか?

戸嵜:修羅場をくぐってないんです。スパルタだった中学と高校で、根性というかメンタル面ではかなり鍛えられたと思うんですけども、試合で勝ち続けるためのスキルだったり、どうすれば点を重ねていけるのかという経験だったりが極端に足りていなんです。

やっぱり全国で1位を経験してきた人たちというのは、1本1本にちゃんとした意図があって、自信があるんです。僕にはそれを得る経験ができなかったんですよね。だから、その劣等感がすごく強かったんです。それは今もありますからね。

――バレーボールをやめようと思ったことはないのですか?

戸嵜:めちゃくちゃありますよ(笑)。とくに中学時代に大腿骨をケガしときは、もうやめようと思ったんです。そのときは日本代表の柳田将洋選手のプレーを見て「もう1回やってみよう」と思えたんですね。

前のチームにいたときも、監督から「お前は1位2位というところで、勝つことをまだわかっていない」というようなことを言われて。たしかにその通りで、そう思うとバレーに向いてないんじゃないかと思うようになったんです。

そこで、やめるか移籍するかという選択肢があったんですけど、気持ちの8割はやめるほうに傾いていました。だけど、高校・大学時代から応援してくれた人たちがいて、デビュー戦からずっと見てくれたファンもいて。バレーから離れようと思ってインスタにも関係のない写真ばかりあげていたんですけど、たまにバレーの写真をアップすると「またバレーボールをやっている姿を見たい」と言ってくれた人もいたんです。

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▲心がくじけそうになったとき、たくさんの声援に支えられた

――そこで背中を押されたというか。

戸嵜:もうちょっと僕にできることがあるのかなって思うようになりましたね。こういうご時世でみんな気分が沈んでいますし、高校生も大会が開けないところがあって。その人たちに元気を与えられるんじゃないかと思い始めて。無名の高校と大学から入った者として、V.LEAGUEで活躍できたら実績になるだろうし、面白い。やれるところまでやってみようと。

もちろん日本代表に呼ばれたいっていう気持ちもあるんですけど、まずは試合を見に来てくれた人たちに「来てよかったな」って思いながら帰ってもらいたい、というのがすごくあるんです。

先シーズンも試合でボロ負けしたときには、下を向いて自分の世界に入り込んじゃったこともあるんです。でも、たとえば土曜日に来てくださった人のなかには、土曜日でなければ見に来られなかったという人がいると思うんです。だから、そういう姿を見せるのはプロとしていけない、という考え方になってきました。劣勢でも声だけは負けないとか、やられていても味方を鼓舞し続けるってことに今はベクトルが向いています。

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▲映えるポーズをとってくれた戸嵜選手

【編集部より】
今回はオフの日の過ごし方や、真相やいかに!?というお話をお聞きできました。また、ポジティブに考えるようになったきっかけなど、盛りだくさんでした。最終回となる後編では、所属するVC長野トライデンツについて、たっぷりとお話をしていただきました! これは見逃せませんよ!

≫≫≫ インタビュー後編は7月21日(水)配信予定です。お楽しみに!

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プロフィール

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戸嵜 嵩大(とざき たかひろ)

1995年6月14日生まれ。VC長野トライデンツ所属。 ポジションはアウトサイドヒッター。191cmの長身から繰り出される強烈なスパイクが持ち味。本人SNS=Twitter(@zastozaki)、Instagram(zastozaki)、Tik Tok(zastozaki)、YouTube(嵜チャンネル)

全ての写真をみる(https://wanibooks-newscrunch.com/articles/photo/2164)

NewsCrunch編集部

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