「フェアウェイウッドだけ打てない病」を克服! グリップテープ巻き練習法でミート率アップ

「フェアウェイウッドだけ打てない病」を克服! グリップテープ巻き練習法でミート率アップ

  • e!Golf
  • 更新日:2023/03/18

FWはUTよりも3インチ(約7.6センチ)も長い

フェアウェイウッドが苦手なゴルファーは多いですよね。うまくミートできない理由は様々あると思いますが、大きな原因の一つがクラブの長さに慣れていないことです。

例えば、ロングアイアンとユーティリティーの長さの違いは1インチ前後。ですから、違和感なくユーティリティーを扱うことができます。一方、ユーティリティーとフェアウェイウッドの長さは3インチ(約7.6センチ)程度も違います。

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UTと同じ長さになる位置にテープを巻き、FWを短く握って練習する。長さに慣れると苦手意識が薄くなっていく

ショートアイアンから徐々に長くなっているのに、ユーティリティーからフェアウェイウッドになると一気に3インチも長くなるのです。

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「ドライバーはもっと長いじゃないか」と思うかもしれませんが、ドライバーはティーアップして打つため、入射角が多少乱れても、ある程度は前に飛んでくれます。しかし、地面から打つフェアウェイウッドは、ミスの許容範囲が狭く、入射角が少しブレると大ダフリやトップになってしまうわけです。

UTの長さでFWを握って“長さ慣れ”する

では、どうすればフェアウェイウッドの長さに慣れることができるでしょうか。私がオススメするのは、まずはユーティリティーの長さで握って練習することです。

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テープを張った部分をグリップエンドだと考えて、短く握ってボールを打つ。うまく当たるようになったら徐々に長く持ち、最終的にFWの長さで持って練習する

グリップエンドから3インチ程度の所にテープをグルっと巻いてください。そして、テープの部分がグリップエンドと考えてクラブを握り、ボールを打ってみましょう。長く握っている時よりも振りやすくなり、ミート率が上がるはずです。

この長さに慣れたら、今度は、左手の小指がテープにかかるくらいの長さで握り、同じようにボールを打ってください。長さに慣れたら、最後はフェアウェイウッドの長さで握って打ってみる。

最初はユーティリティーの長さで握り、段階を踏んで徐々に長く持っていけば、フェアウェイウッドの長さに慣れ、苦手意識がなくなっていくはずです。

取材協力・Korki Tsurumi Golf Academy

【指導】鶴見功樹(つるみ・こうき)

東京都出身。2002年に日本人初の英国PGAクォリファイプロフェッショナルを取得し、ツアープロ、ティーチングプロとして活動。帰国後、03年に宮崎県で「デビット・デュバルゴルフアカデミー」の立ち上げに参画。04年からは大山志保と師弟関係を結び、06年の賞金女王獲得に貢献。その後も多くのゴルファーを指導し、プロテスト合格へ導く。これまで2万人以上を指導した、日本人で唯一の英国PGAプロフェッショナル。

小澤裕介

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