「物価高どうする選挙」「声の届かない選挙」... 今回の選挙、名前を付けるなら?青森県内有権者に聞く

「物価高どうする選挙」「声の届かない選挙」... 今回の選挙、名前を付けるなら?青森県内有権者に聞く

  • Web東奥|東奥日報社
  • 更新日:2022/06/23
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街頭で応援演説に聞き入る有権者ら=22日午前、青森市

22日公示され、舌戦がスタートした参院選。物価高騰、少子高齢化と若者の県外流出…。課題山積の中、青森県民は政治に何を求めるのか。今回の選挙に名前を付けるとしたら? 有権者に率直な思いを聞いた。

「物価高どうする選挙」。三沢市でパン工房を営む橋本理賢(りけん)さん(67)=六ケ所村在住=は、こう命名した。小麦粉やバター、燃料の高騰が経営を圧迫し「開業40年で今が最も悪い。何としてもわれわれの声を聞いてもらわなければ」と、すがるような思いで語った。

同じく燃料高騰で大打撃を受けているという風間浦村の漁業木下清さん(42)は、この日の刺し網漁を終え「物価や燃料費が上がるのに魚の値段は上がらない。漁師の生活はとても厳しい」と声を落とした。地元では選挙の話題にならないといい、「親近感のない、声の届かない選挙」と指摘した。

男児4人を子育て中の青森市の主婦梅花麻衣さん(29)は街頭演説を横目に、公園で1歳2カ月の末っ子を遊ばせていた。「子どもたちは食べ盛りで食品値上げが響いている。今後、子ども2人の進学や修学旅行が重なる」と家計負担の増加を不安視。政策に子育て支援の充実を掲げる政党もあるが「選挙の直前だけ気合が入っている印象。『口だけにならないかな選挙』」と名付けた。

十和田市の高校生鳥谷部陽花(はるか)さん(18)は5月の誕生日に選挙権を得た。若者の視点からも物価高と新型コロナ禍が心配事だといい、「安心安全選挙」と命名。「物価高を解決してもらい、人々が安心して暮らせる社会になってほしい」と願った。

弘前市に住む弘前大学人文社会科学部2年の小向凪さん(19)にとっては初めての参院選。「公約だけ見ても(投票先選びは)難しい。本当に困っている人のために頑張ってくれる候補者を応援したい」

つがる市の主婦松木文子さん(62)は「市民目線で私たちの生活をしっかり守ることができる政策を重視したい」と投票先選びは真剣。物価高や、新型コロナの影響による社会コミュニティーの停滞などを挙げ「問題山積み選挙だと思う」と語った。

八戸市鮫町で写真館を経営する石田義人さん(70)は周辺で空き家、空き地が増えて過疎化が進む現状を危惧。「大きな企業を誘致してもらい(若者の)仕事を増やしてほしい」と願う。発信力にたけた政治家が減ったとも感じており「名付けるなら『パワー不足選挙』。岸田文雄首相の言葉も本心と感じない」と話した。

一票を誰に託すのか、県民は冷静に見極めている。

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