高松瞳「正統派アイドル」=LOVEの核であることを感じさせる『青春“サブリミナル”』【アイドルセンター論】

高松瞳「正統派アイドル」=LOVEの核であることを感じさせる『青春“サブリミナル”』【アイドルセンター論】

  • 日刊大衆
  • 更新日:2021/01/13
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※画像は=LOVE『青春"サブリミナル" (Type-A) (DVD付) (特典なし)』より

なぜ彼女たちは「センター」に立ったのか⁉ アイドルセンター論 =LOVE 高松瞳(後編)

=LOVEのメジャーデビュー記念イベントにて、プロデューサーの指原が「あえて普通のアイドルにしました」とグループのコンセプトを語っていたが、その言葉通り=LOVEはデビュー以来48Gでもなく坂道グループでもない正統派のアイドル路線を貫いてきた。その正統派路線に何よりも欠かせないのが高松瞳の存在だ。

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『探せ ダイヤモンドリリー』以来、3作ぶりに『青春“サブリミナル”』で=LOVEのセンターに立った高松。高松が休養に入ってから=LOVEがリリースした楽曲は、齊藤なぎさがセンターを務めた『ズルいよ ズルいね』、大谷映美里と齊藤なぎさのWセンター曲『CAMEO』と、どれも=LOVEのイメージとは相反するいわば新しい=LOVEの形が示されたもので、新たなファン層の獲得に加え、楽曲の売上という観点からみてもグループの人気を新たに押し上げた。

そして『青春“サブリミナル”』では清々しい青春を描いた王道アイドルソングに原点回帰を果たす。本曲はデビュー曲『=LOVE』はもちろん、『僕らの制服クリスマス』『探せ ダイヤモンドリリー』のような=LOVEが描く明るくポップな王道アイドルソングに連なる系譜の楽曲だ。

高松の休養以降、齊藤、大谷を筆頭にジャンルに富んだ楽曲でグループの幅の広さを提示しつづけてきたが、高松の復帰とともに提示されたのは王道アイドルソングであり、さらには彼女の帰りを祝福するかのような楽曲で、改めてグループの核には高松がいることを強く認識させられた。

笑顔とその大きな瞳が魅力の高松はまさにザ・アイドルといった佇まいで、『=LOVE』や『探せ ダイヤモンドリリー』のような王道アイドルソングで見せるパフォーマンスは彼女の唯一無二のアイドル性を表しているものだ。

持ち前の笑顔がアクセントになっていることも多く、ライブやMVで見せる仕草のひとつひとつにグッと引き込まれてしまうほど、彼女の笑顔は強いインパクトを残している。一方で『手遅れcaution』のMVでは涙を流す繊細な演技にも挑戦し、王道アイドルに留まらない表現の幅も見せつけ、シングルをリリースするごとにアイドルとして進化し続ける姿を見せてくれていた。

高松に対して指原は「個人的な感情で言うと、いつも瞳のパフォーマンスに助けられていました。瞳のセンターがとても好きだからです。オーディションで履歴をみて惹かれ、実際に会ったあの日からずっとイコラブのセンターは瞳でした」(指原莉乃Twitterより)と語っているほど、センターとしての信頼も厚い。復帰作となった『青春“サブリミナル”』で王道アイドルソングに原点回帰を果たしたのは高松の復帰による影響が大きく、イコラブが理想とする王道アイドルの構想の中心には高松がいることを感じさせる。

また、本人は復帰後のインタビューで「王道の曲で復帰させていただけると知ったときは楽しみな気持ちになりましたし、指原さんの私に対するイメージはこういうものなのかもしれません。気負わずに任されたことをやりきるつもりです」(『音楽ナタリー』)と語るなど、1年というブランクを抱えながらも、センターという立ち位置への自覚と強い覚悟を持ち合わせているというのも心強い。

メンバーは復帰に対して口をそろえて「安心感がある」と言葉にしていたが、高松はパフォーマンスのみならずグループの精神的な支柱としての役割も担ってきた側面もある。高松の笑顔あふれるパフォーマンスと精神的支柱としての役割は、間違いなくグループの大きな強みになっている。

復帰後のインタビューで「今は“人のために歌う”っていう意識が本当に強くて。それが最優先だし、私はそのためにいると思っています」(『BUBUKA』2020年12月号)と復帰後の意識の変化を話していた高松。2021年は休養を経てさらなる進化を遂げ再出発を果たした=LOVEと高松の飛躍の年となることは間違いなさそうだ。(※高は正しくははしごだか)

(文=川崎龍也)

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