BTSがARMYと一緒に作った「BE」に込めた思い明かす、グラミー賞ノミネートへ期待

BTSがARMYと一緒に作った「BE」に込めた思い明かす、グラミー賞ノミネートへ期待

  • 音楽ナタリー
  • 更新日:2020/11/20

BTSが本日11月20日にニューアルバム「BE」をリリース。これを記念してグローバルプレスカンファレンスを行った。

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BTS「BE」グローバルプレスカンファレンスの様子。(YouTube「BANGTANTV」より)

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「BE」は、今年2月発売の「MAP OF THE SOUL : 7」から約9カ月ぶりにリリースされるアルバム。メンバーが楽曲やビジュアルの制作にも携わり完成させた自信作で、コロナ禍の8月に発表され、アメリカのビルボードメインシングルチャート「HOT100」で1位を獲得するなど自身最大のヒット曲となった「Dynamite」を含む全8トラックが収録されている。会見にはデビュー前に損傷した左肩の手術を受け、療養中のSUGAを除く6名が出席し、その模様はYouTubeを通じて全世界に届けられた。

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RMは「Dynamite」同時進行で制作してきたという「BE」について「このアルバムの特徴は制作プロセスをYouTubeやV LIVEを通じて共有しながら作ったところです。だからアルバムを聴いて『こんな話をしていたな』と振り返ってもらえればと思います。ファンの皆様と一緒に作ってきたアルバムです」とコメント。JINは「アルバムの制作は楽しく、ジャケット撮影はまるで遠足に行くような気分でした」と楽しみながら制作してきたことを明かし、「曲は僕たちの今の感情を表現することに重点を置いて作りました。僕たちの物語に共感してもらいながら楽しんでもらいたい」とアルバムに込めた思いを語った。

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SUGAの提案を受け「BE」のプロダクトマネージャーを担当したJIMIN。彼は「RMさんから『何があっても人生は続いていく。変わった日常の中で僕たちが人生を維持していく方法を込めたらどうか』という話があり、それにメンバーが共感してアルバムのテーマを『Life Goes On(=人生は続いていく)』に決定しました。タイトルの『BE』という言葉にはオープンなイメージがありますよね。だからたくさんの話を盛り込みたかった今回のアルバムにふさわしいと思い、このタイトルにしました」と「BE」のテーマやアルバムタイトルに込めた思いを述べた。

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ビジュアル面の総括を務めたVは「緊張やプレッシャーもあったんですけどARMY(BTSファンの呼称)の応援もあってうまくいきました。資料を集めてPDFを作ったり、その参考資料をもとにスタッフに説明したりするのは初めてのことだったので緊張しました。ARMYの皆さんにもたくさん助けてもらって。今回のアルバム制作を機に自分にこんな才能があるのかと……今後はいろいろと僕を活用してくださいね」とコメントした。

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カンファレンスでは、メンバーが「BE」収録曲すべてを紹介するコーナーも。1曲目の「Life Goes On」についてRMは「アルバムを通じて伝えたいメッセージの中核です。どんな状況になったとしても、それでも人生は続いていくというメッセージを込めています。重みはあるんですが同時に柔らかで真摯なメッセージを盛り込んだ曲。『それでも人生は続いていく』という言葉はありきたりな言葉かもしれませんが、僕たちらしく温かな雰囲気でそれを表現したいと思いました」とアルバムの中核を担う楽曲であることを明かした。この楽曲のMVの監修はJUNG KOOKが担当。「昔から映像を撮るのが好きだったんです。MVではコロナウイルスの感染拡大を受けてツアーがキャンセルになり、ARMYの皆さんに会えず残念に思う気持ちや恋しいと思う気持ちを表現しています。僕が撮影したものがMVに採用されてうれしいと思うと同時に不思議な気分。今回を機にまた素敵なMVを撮ってみたいという夢もできました」と今回の制作を通じて新たな夢が生まれたことを明かした。

2曲目の「Fly To My Room」はJIMIN、J-HOPE、SUGA、Vのユニット曲。この曲についてはJIMINがマイクを取り「自由に行き来ができない状況の中で旅行という概念自体が変わってくるのではないか、そんな考えから生まれた曲です。憂鬱な曲ではなく楽しい曲で、自分の部屋を旅行するという内容の曲に仕上がっています」とコメントした。

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3曲目の「Blue & Grey」にはVが楽曲制作に参加。彼は「この曲はアコースティックギターポップバラードです。感情をブルーとグレーの色に例えて歌詞を書きました。全体的に暗い雰囲気かもしれませんが、ギターのサウンドが穏やかで温かいです」とこの楽曲を紹介した。4曲目のスキットはBTSメンバーが「HOT100」で1位を獲得したことを知ったときの様子を収めたもの。BTSの作品にスキットが収録されるのは2017年発売の「LOVE YOURSELF承 ‘HER’」以来3年ぶりとなる。RMは「『HOT100』を取ったときの僕らのリアルな反応を楽しんでもらえると思います」とこのスキットについて説明した。

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5曲目の「Dis-ease」の作詞と作曲に携わったJ-HOPEは、この曲について「誰にでもある心理的な病について歌ったインパクトのある曲です。僕はパンデミックの状況の中で休息をもらっても楽しめず不安な気持ちになったんです。それを職業病に例えています」とコロナ禍に自身が抱いた思いが反映された楽曲であることを明かした。7曲目の「Stay」はRM、JIN、JUNG KOOKのユニット曲。JUNG KOOKは「この3人は初めてじゃないかな。新しい雰囲気の曲になっていると思います。胸が高鳴るフューチャーハウスのジャンルの1曲です。今は遠く離れていてもいつも一緒にいるよという思いを込めました」と「Stay」について語った。

「BE」のラストを飾るのは「Dynamite」だが、RM曰く「Life Goes On」とルーツが同じだったため収録するか悩んだ1曲だという。「結局収録した理由は、僕らのコンサートは花火の演出など、華やかに美しく終わります。だからこのアルバムも最後はポジティブな希望とエネルギーに満ちた『Dynamite』でフィナーレを飾ろうと思い収録を決めました」とRMは「Dynamite」の収録理由を明かした。

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「BE」を通して伝えたいメッセージを記者から問われたJINは「今年はコロナでいろいろなものが止まってしまって、僕らはもちろんみんなもとてもやるせない感情になったと思います。このアルバムにはそんな思いを込めているので、聴いた人たちに共感していただき、お互いに慰め合ったり、周りと思いを分かち合うことができればと思っています。でも収録されているのは憂鬱な曲だけではなく、その感情を僕たちならではのスタイルで解釈した『Dynamite』のように盛り上がれる曲ももちろん入っています。世界が止まっているように見えても人生は続くので、皆さんと一緒にささやかな幸せを探していきたい。みんなでがんばりましょう」と語った。

夢だった「HOT100」1位を達成した今の目標を問われたJINは「この質問にはSUGAがよく答えていましたね。今日は僕が答えます。ありがたくも『HOT100』1位を成し遂げましたが、もう少し欲を出してグラミー賞を獲りたいです。BTS、がんばりましょう!」と力強くコメント。11月25日(日本時間)に発表される「第63回グラミー賞」に「Dynamite」はノミネートされるのか、期待が高まるところだ。

※記事初出時、一部内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

音楽ナタリー

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