ラグビー・東京ベイ 10勝目で2位死守 マークス先制トライで導いた

ラグビー・東京ベイ 10勝目で2位死守 マークス先制トライで導いた

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  • 更新日:2023/03/19

◇ラグビーリーグワン第12節 東京ベイ15-5横浜(2023年3月18日 江戸川)

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<東京ベイ・横浜>前半、東京ベイが一気にモールを押し込んでトライを挙げる(撮影・篠原 岳夫)

3試合が行われ、東京ベイ(旧クボタ)が横浜(旧キヤノン)との接戦を15―5で制し、10勝目(1分け1敗)で2位をキープした。南アフリカ代表フッカーのマルコム・マークス(28)がラインアウトモールから先制トライ。セットプレーで好機を逃さなかった。BL東京(旧東芝)はトヨタ(旧トヨタ自動車)を19―18で下し3連勝。静岡(旧ヤマハ発動機)はBR東京(旧リコー)に19―15で逆転勝ちした。

ささやき戦術にも惑わされない。マークスは冷静だった。前半38分、敵陣22メートル付近でのマイボールラインアウト。ともに南アフリカ代表でプレーする“小さな巨人”こと、横浜のSHデクラークが話しかけてきた。それでもきっちりスローイングしてからモールで押し込み、最後は自ら先制トライ。盟友が「たくさんいらつかせたい」と宣言していた通りの“ちゃちゃ入れ”に「いつも邪魔してくる。彼とは(南アで)一緒にやっているから分かるよ」と笑った。

クールな男はピンチにも動じず、ディフェンスでは自陣ゴール手前でジャッカル。試合後にはデクラークとツーショット撮影でノーサイドとなった。今秋のW杯フランス大会でチームメートとなる前に、まずはプレーオフでの再戦を目指す。

≪雨で展開力不発 3敗で4位後退≫横浜は雨天でボールをダイナミックに動かす攻撃の威力がそがれて3敗目。沢木敬介監督は「こういう展開でボールを動かすのが難しかった。遂行力が相手が上だった」と振り返った。前半はゴールラインには迫るものの、ハンドリングエラーもあり得点できず。ロースコアの展開で1トライが大きくものをいう試合だっただけに、SO田村も「前半に取れなかったのが痛かった」と反省。4位に後退し、初の4強入りへ正念場を迎える。

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