岩渕真奈の新ステージ!トッテナム・ウィメンの現在地と注目選手たち

岩渕真奈の新ステージ!トッテナム・ウィメンの現在地と注目選手たち

  • Football Tribe Japan
  • 更新日:2023/01/25
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写真:Getty Images

2021年からイングランドのFA女子スーパーリーグ(イングランド女子1部)アーセナル・ウィメンに所属し、サッカー日本女子代表としても活躍中のMF岩渕真奈。1月18日、同リーグ所属のトッテナム・ホットスパーウィメン(以下トッテナム・ウィメン)への期限付き移籍が発表された。

ここでは、岩渕の新天地となったトッテナム・ウィメンの歴史と現在地、注目の選手、そして同クラブを率いるレハンヌ・スキナー監督のコメントなどを紹介していこう!

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トッテナム・ホットスパー 写真:OneFootball

トッテナム・ウィメンの歴史と現在地

スパーズの愛称でもおなじみ、男子プレミアリーグで活躍するトッテナム・ホットスパーの女子チーム、トッテナム・ホットスパーウィメンは、1985年にブロックスボーン・レディースという名で設立され、1991/92シーズンにトッテナム・ホットスパーレディースという名前に変更された。

当時、アマチュア時代といえども選手たちのプレー技術の向上は素晴らしく、勢いに乗ったまま遂に2015/16シーズンにFA女子プレミアリーグカップ(現FA女子ナショナルリーグカップ)で優勝し、同年になんとライマンズ女子カップでも優勝。クラブ史上初の二冠達成を成し遂げ、またそれぞれ翌2016/17シーズンも連覇を果たした。

この出来事を起点に、2017/18シーズンにはFA女子スーパーリーグ2(現FA女子選手権)への昇格を果たしたトッテナム・ウィメン。2019/20シーズンには現在のFA女子スーパーリーグへと昇り詰める。プロ入りを果たした同シーズンには、同じ北ロンドンを拠点とするアーセナル・ウィメンとの試合でリーグ史上過去最高となる観客動員数記録(38,262人)を叩き出している。

今2022/23シーズンは現時点で、リーグ全12クラブ中9ポイントで8位のトッテナム・ウィメン。首位のマンチェスター・ユナイテッド・ウィメンは総ポイント数28を獲得中だ。決して好調とはいえない状況の中、岩渕が新たに加入し、また先駆けて1月4日にはチェルシー・ウィメンからイングランド女子代表FWベサニー・イングランドも加わっている。2名の強力なサポートを得て、シーズン残りの期間でトップ5までに食い込めるかどうか期待がかかる。

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トッテナム・ウィメン DFアシュリー・ネビル 写真:Getty Images

安定のアシュリー・ネビル

そんなトッテナム・ウィメンには、技術も個性も豊かな選手が多く所属しているが、その中でも気になる選手の1人がイングランド出身の背番号「29」DFアシュリー・ネビルだ。彼女の存在があってこそのスパーズ・ウィメンと言えるほど、クラブとの絆は相当強い。

ネビルは、2017年の契約時から現在まで各シーズンごとに、他の選手と大幅な差をつけて試合出場率トップを継続している。2018/19シーズンのFA女子選手権では20試合中19試合で先発出場をし、同リーグの月間最優秀選手賞を獲得。それ以前にも、2017/18シーズンにトッテナム年間最優秀選手賞、2022年2月にFA女子スーパーリーグの月間最優秀選手賞、そして9月には同リーグの月間ゴール賞をダブルで獲得している。

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トッテナム・ウィメン FWベサニー・イングランド 写真:Getty Images

女性版ハーランド?ベサニー・イングランド

また、1月から新たにチェルシー・ウィメンから移籍をしてきたイングランド女子代表FWベサニー・イングランド(背番号19)は、FWとして力強いプレーを得意とする。過去の試合出場功績の中でも特に2019/20シーズンは非常に好調で、当時チェルシー・ウィメンの選手として15試合出場中14得点という高確率のゴール決め、同年の1、2月の月間最優秀選手に選ばれた。

当時のチェルシーの監督を含め周囲からは、ウィメンズのトップリーグに参加している大勢の選手の中でも「高い技術を持つ得点女王」と言われている。男子選手で言えば、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの位置にいるような、そんな選手だ。

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トッテナム・ウィメン MF岩渕真奈 写真:Getty Images

監督の大きな期待!岩渕真奈

では岩渕に、トッテナム・ウィメンの選手達や監督はどのような期待を抱いているのだろうか。DFケリス・ハロップは、同クラブの公式インタビューで岩渕の加入について次のようにコメントをしている。

「多くの日本人選手は高い技術を持っていることは知っていたけれど、真奈は特にドイツの女子ブンデスリーガでの経験もあるし、様々な国の選手たちと練習を積むことはとても重要な経験だと思った。多分、彼女が加入したことによって、クラブがより多くの試合に辿り着けることになると感じるし、選手達もより高いレベルを目指していける。なので、シーズン後半はすごく楽しみ」

また、岩渕の加入発表翌日(1月19日)に行われたプレスインタビューで、同クラブのレハンヌ・スキナー監督は報道陣から岩渕に関する質問の嵐を受けた。「岩渕真奈はどんな貢献をもたらすと思うか」という質問に、スキナー監督は次のようにコメントをしている。

「真奈はワールドクラスのMFで、女子W杯でも日本代表選手として出場経験もある。能力も技術も相当高く、非常に期待をしている。クラブとしても他の選手達にとっても、良い機会となるはず」

岩渕が同じ北ロンドン地域内のライバルであるアーセナル・ウィメンからの移籍であることについては、スキナー監督は「正直なところ、あまりそんなことは気にしていない」とコメントをしている。

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トッテナム・ウィメン MFリア・パージバル 写真:Getty Images

岩渕のライバル?リア・パージバル

少し気になる部分としては、岩渕の加入後の1月23日に新たにトッテナム・ウィメンとの2025年までの契約を結んだニュージーランド女子代表MFリア・パージバルの存在があげられる。昨年4月に靭帯損傷の怪我でリハビリをしていたが、復帰まで秒読みの状態だとクラブのインタビューで明らかとなった。

岩渕と同じポジションのパージバルが怪我から復帰しピッチに戻ることになった際に、2人はある意味で良きライバルとなる訳だが、2人に対してスキナー監督がどの様な使い分けをするのかが、非常に気になるところだ。ちなみに現地のインタビューで同監督は「両方共にそれぞれのキャラクターを活かせる良い使い方を熟考することが必要になってくる」と答えている。

今後のトッテナム・ウィメンとして岩渕の活躍に大注目だ!

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