スピルバーグ監督が語る、「ウエスト・サイド・ストーリー」に共感する理由 キャラクター演出のこだわりも

スピルバーグ監督が語る、「ウエスト・サイド・ストーリー」に共感する理由 キャラクター演出のこだわりも

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  • 更新日:2022/01/15
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2月11日から公開 (C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」をスティーブン・スピルバーグ監督が映画化した「ウエスト・サイド・ストーリー」が、2月11日から公開される。「E.T.」や「ジュラシック・パーク」シリーズなど不朽の名作を手掛けてきたスピルバーグ監督は、本作で初のミュージカル映画に挑戦。作品賞、監督賞合わせて3度のアカデミー賞を受賞した“巨匠”は、この物語が長年人々に愛されてきた理由を「今を生きる私たちが同じように直面している問題と、それに立ち向かう魅力的なキャラクター達」と分析した。

物語の舞台は、1950年代のニューヨーク・マンハッタン。ウエスト・サイドには、夢や成功を求める多くの移民たちがいた。差別や偏見に満ちた社会の中で、若者たちは同胞の仲間と結束し、各グループは敵対し合っていく。特に、ポーランド系移民「ジェッツ」とプエルトリコ系移民「シャークス」は激しく対立し、一触即発の状態に。そんななか、ある夜のダンスパーティで、ジェッツの元リーダーのトニー(アンセル・エルゴート)は、シャークスのリーダーの妹マリア(レイチェル・ゼグラー)に出会い、一瞬で惹かれあう。

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今から約60年前に「ウエスト・サイド物語」がブロードウェイミュージカルとして誕生し、1961年には映画「ウエスト・サイド物語」が公開され、アカデミー賞10部門を受賞した。

スピルバーグ監督は、この物語が長年人々から愛されてきた理由を「トニー(アンセル・エルゴート)とマリア(レイチェル・ゼグラー)という違うバックグラウンドを持つ 2 人の間には、今日の私たちが悩まされている同じ争いや(差別などの)問題があるんだ。ある意味現代の問題と繋がっていると言えるね。例え1957年を舞台にしていても、今の世代がもっと共感できるものになっている」と説明する。

それらの困難に立ち向かう劇中のキャラクター達とその演出については、「彼らはもっと現代的で今の子どもたちみたいなんだ。言葉遣いやキャラクター間の関係性はもっと現代風にしたよ。撮影方法に関してもより現実的に感じられるようにした」とこだわりを明かす。

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また、スピルバーグ監督は、作品の空気感をより再現するために、61年版でアニータ役を演じ、同作でアカデミー賞助演女優賞を受賞したリタ・モレノをキャスト兼エグゼクティブ・プロデューサーとして起用した。モレノは、劇中で主人公トニーの良き理解者=バレンティーナとして重要な役どころを演じた一方で、現場では若手俳優達に当時の感情を熱心に指導するなど制作陣としても重要な役割を担っている。

企画会議当初からモレノを起用することを提案していたといい、スピルバーグ監督は「リタ・モレノは『ウエスト・サイド・ストーリー』という作品を誰よりも深く理解している」と絶大な信頼を寄せている。

ウエスト・サイド・ストーリー」は2月11日から全国公開。

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