ヒコロヒーとの新番組『キョコロヒー』で日向坂46齊藤京子が見せた「裏切り」と会話のテンポ

ヒコロヒーとの新番組『キョコロヒー』で日向坂46齊藤京子が見せた「裏切り」と会話のテンポ

  • 日刊大衆
  • 更新日:2021/04/06
No image

※日向坂46齊藤京子/画像はEXwebの記事(https://exweb.jp/articles/-/72533)より抜粋

テレビの中の女たちvol.52 齊藤京子(日向坂46)

名コンビの誕生を予感させた。

3月31日から始まった新番組『キョコロヒー』(テレビ朝日系)。そこでMCを務めていたのが日向坂46の齊藤京子と芸人のヒコロヒーなのだけれど、この2人のやり取りが面白かった。

番組はヒコロヒーが外の喫煙所でタバコを吸うところから始まる。スタッフに向けてヒコロヒーが語る。

「こんなこと言っていいかわかんないですけど、まったく見えてない。台本も前日に送っていただいて隅から隅まで読んだんですけど、わかってないです。読めば読むほどわからなくなりました」

そうぼやくのも訳のないことではない。ヒコロヒーと齊藤の間には、これまでなんの接点もない。しかも、番組のテーマはダンス。アイドルとして活動する齊藤はともかく、ヒコロヒーにはダンスのイメージはない。初対面の2人が、深夜に、ダンス番組というこれまであまり類例のない種類の番組をやる。ヒコロヒーならずとも、見ているほうもまったく見えない。

が、2人のトークが始まると、そのロートーンなやり取りに徐々に引き込まれていく。特に、齊藤の会話のハズし方が可笑しい。たとえば、オープニングの会話。演出上、初対面の2人が収録開始まで廊下ですれ違ったりしないようスタッフが気を配っていたというトークの最中、齊藤は唐突に話題を切り替える。

齊藤「え、でもなんか『ヒコロヒーさんと共演いいなぁ』ってめっちゃ言われました」
ヒコ「ホントですか? 日向坂の子たちに?」
齊藤「はい」
ヒコ「人気ある?」
齊藤「あ、少し」
ヒコ「少しかぁ」

齊藤はそれまでの話を「え」のひと言で打ち切って、日向坂のメンバーのヒコロヒーへの反応を語り始める。ヒコロヒーが気を良くした風に「人気ある?」とさらに話を振ると、齊藤はやはり「あ」と一拍置いて「少し」と裏切る。

さらに、2人の共通点を探る場面でのこんな会話。

ヒコ「友だちはわりと。まぁ、めちゃくちゃおるわけじゃないけど、一定決まった連中と長い間ずっと遊んでる」
齊藤「あ、同じです、私も。LINEの友だちが2桁ぐらいです」
ヒコ「わかる、私も」
齊藤「え、ホントですか? へー、そんな人いるんだ」
ヒコ「あんたもや」

お互いに友だちが少ないという話題。初対面同士、共通点を見つけて盛り上がるという会話の流れ。齊藤が、LINEの友だちも2桁に留まるという具体例を出してその流れをさらに盛り上げる。

熱が高まったところで「わかる、私も」とヒコロヒーが乗ると、齊藤はまたもや「え」と一拍置いて「そんな人いるんだ」と流れを脱臼させる。

会話の流れに乗りながらも、「え」とか「あ」とか短い言葉で文脈を切り替え、流れとは別のところに飛んでいく。そんな齊藤の話の展開に意表を突かれる。トーンの低さが、その予想できなさを余計に引き立てる。

そんな齊藤に対し、あまり大げさにツッコんだりしないヒコロヒーの受けもちょうどいい。ダンス番組でありながら、少なくとも初回の放送では2人が踊ったりするわけではなかったのだけれど、その会話のリズムは心地いい。

それにしても、不思議な雰囲気のアイドルだ、齊藤京子。愛嬌のいい同僚と比べられてバイト先をクビになった、というヒコロヒーのエピソードに同調し、彼女は語った。

「めっちゃわかるんですよ。私もテンションが一緒なので。愛嬌のある人と私だったら、絶対に愛嬌のある人をとるじゃないですか。そういう世界でずっと生きてます」

新番組『キョコロヒー』。2人の会話のリズムに身を委ねながら、齊藤の生きる「世界」の魅力を知る時間になりそうだ。

(文・飲用てれび)

飲用てれび

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加