アスレチックスがワースト8連敗で借金32 米紙「歴史的な最悪ペース」藤浪晋太郎は登板なし

アスレチックスがワースト8連敗で借金32 米紙「歴史的な最悪ペース」藤浪晋太郎は登板なし

  • 東スポWEB
  • 更新日:2023/05/26
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力投したメイだったが…(ロイター=USA TODAY Sports)

壊滅的な弱さに米メディア、ファンも怒りを通り越して呆れ果てているようだ。アスレチックスは25日(日本時間26日)の敵地マリナーズ戦に2―3で逆転負けを喫し、悪夢の今季ワースト8連敗。マリナーズに4連戦をスイープされ、借金は32にまで広がり、勝率は1割9分2厘にまで低下した。

初回に4番ブラウンの2ランが飛び出して幸先よく先制。その裏に先発のシアーズが2番フランスにソロ本塁打を被弾し、1点を返されたものの5回までを最少失点に抑えた。だが6回に2番手・メイがフランスにこの日2本目となるソロ本塁打で同点とされると、8回には4番手のアクトンが二死走者満塁から痛恨の押し出し四球で勝ち越し点を献上。打線も初回以降、相手先発のギルバートから追加点を奪えず8回までを僅か3安打に封じられ、1点ビハインドで迎えた9回は相手守護神のシーウォルドの前にあっさりと三者凡退に抑えられて涙を飲んだ。

これで今季通算成績は10勝42敗。チーム防御率も6・88とMLB30球団中、唯一の6点台に沈んでいる。同地区首位を快走するレンジャーズとのゲーム差は21・5にまで拡大し、目を覆いたくなるような惨状だ。米紙「サンフランシスコ・クロニクル」は同日に「A’s(アスレチックス)は記録、投球ともに、歴史的な最悪ペースのまま故郷に戻る」と題したリポート記事を配信し、ボロボロのチームが昨季世界一に輝いたアストロズと27日(同28日)から本拠地4連戦を戦わなければならないことを痛烈に皮肉っている。

余りの惨状にツイッター上でも現地ファンから「アスレチックスに賭けるための納得のいく値段などない。100年ぶりの最悪のチーム」「オークランド・A’sは社会の恥さらしだ」などと辛らつなコメントが多数書き込まれ続けており、その勢いは今も止まっていない。

一方、この日登板すれば3試合ぶりとなる藤浪晋太郎投手(29)の出番はなかった。直近の登板となった22日(同23日)の敵地マリナーズ戦で藤浪は8点ビハインドの8回から3番手でマウンドに立ったが、2回2安打2四死球3失点と振るわず、ここまで3戦連続失点中で防御率も12・62にまで悪化している。前日の24日(同25日)にはコッツェー監督が中継ぎに回りながらも結果が出ていない藤浪について、先発で短いイニングを投げさせる「オープナー」として起用する可能性も示唆していた。

負のスパイラルに陥っているアスレチックス、そして藤浪は果たして窮地から這い上がることができるのだろうか。

東スポWEB

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